2022上半期facebookいいね!ランキング2位『生物はなぜ死ぬのか』
2022年 33冊目読書レビューです。
10万部突破したのがわかります。
面白いし、読み応えありました。
私たちは、次の世代のために死ななければならないんです。
なるほどって話です。
つまり死は生命の連続性を支える原動力なのです。
そう考えると、死にも大きな意味があります。
先日同級生が亡くなったので、どう考えていいのか分からなかったのです。
少し答えが分かりました。
生き物にとって死とは、進化、つまり変化と選択を実現するためにあります。
死ぬことで生物は誕生し、進化し、生き残ってくることができたという事です。
地球に生命が誕生したのは、ほとんど奇跡に近いのです。
やはりそうですよね。
松岡正剛さんの塾に通っていて
いまだに何故無機物から生命が生まれたのか分かってないんですよね。
この奇跡的な命を次の世代へと繋ぐために、私たちは死ぬんです。
命を次に委ねて「利他的に死ぬ」という事です。
命は今から38億年前、たった1つの細胞から生まれました。
そして、地球はこれまで5回の大量絶滅を経験してきました。
6500万年前の5回目のインパクトは大きくて、恐竜などの生物種の約70%が絶滅しました。
でも生き残って来れました。
その後、人類を含む哺乳類が繁栄することができたのです。
しかし、今後6回目の大量絶滅が人間の手により起こるかもしれないのです。
私たちがわがままだからですね。
私たちの生命は、誕生から絶滅に至る大きな命の流れの中にいるのです。
そうなんです。
我々一人一人ではなく、次の世代のために生きているのです。
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