2024年100冊目「センス・オブ・ワンダー 訳とその続き」
2024年91冊目の「センス・オブ・ワンダー」は中尾塾で講師をお願いした方の座右の書でした。
こっちは松岡正剛塾AIDA(今回のテーマは型と間のAIDA)での課題図書で、森田真生さんの訳をとご指名でした。
単に訳の違いかと思ったのですが、全然違っていました。
森田真生さんは、新たに翻訳し、さらに「そのつづき」として自身のエッセイを加えた書籍として2024年3月に刊行しました。
訳の特徴とポイント
新たな視点の提供
原文にある"I’m glad we came"を「きてよかったね」と訳し、自然との出会いや生命の喜びを強調しています。
未完である原作の特性を活かし、読者が想像力を働かせて「つづき」を考える余地を残しています。
「そのつづき」のエッセイ
京都での自身の生活や子育ての経験を通じて、現代における「センス・オブ・ワンダー」を実体験し、それを語っています。
「きてよかったね」と感じられる世界を次世代に残すために、私たちがどのように生き、行動すべきかを問いかけています。
かなり丁寧に説明してくれているので、分かりやすいですね。
▼前回のブックレビューです。
▼プレイングマネジャーを助ける本を書き、12/18から発売しています。