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2021年 85冊目『おざわせんせい』
博報堂の伝説 小沢正光さんの至言、名言、暴言集です。
博報堂のフェローなので、手に取りました。
面白かったです。
人生には二通りあり
幸か不幸か小沢さんを知った人生と知らない人生。
知った人から知らない人への言葉のおすそ分けという位置づけの本です。
右ページに小沢さんの一言があり、左ページにそれに関係した方のコメントがあります。
それが延々と繰り返されるだけなのですが、小沢さんの仕事に対する真摯な態度、最後の最後まで高い品質を高めようとする姿勢が伝わってきます。
部下だと大変だと思います。
しかし、元部下が後になって酒の肴にするには最高の上司だと思います。
仕事の基礎を学んだ方々が博報堂にたくさんいるのが伝わってきます。
俺は朝までにやれと言ったんだ。徹夜しろとは言った覚えはない。
営業が悪くて➡お前は悪くないのか
会社が悪くて➡お前も会社の一部だろう
時間が無くて➡時間は作ればいい
担当の〇〇がばかだったんで➡ばかな〇〇を説得できないお前はもっとばかだ
代案が無いやつに、企画を否定する権利などない
基本的に・・・は要らない。具体的に言って
最悪なのは、行け、というとき行けない状況にあること。だからパンパンになるな。
(勝てると)「思う」というな!お前の主観などききたくない。
↓
勝てますと言い切ると、
なぜだ?俺を説得してからプレゼンしろ!
「もうできません」と言っている奴はまだまだ平気だよ!
仕事の文句いうひまがあったら、仕事しろ
今は戦時だ、戦争の真っ最中に弾の込め方を教えている暇はない
できないは聞きたくない
一般人はだまってろ
ほんのほんの一部です。
強い言葉の連続ですよね。
私も至言、名言、暴言をするリクルートでも有名なHさんの部下で5年ほど働いたことがあります。
この本を読むと、まさにHさんの顔が思い浮かびます。
きっと博報堂、リクルート以外にも、各社に各社のおざわせんせいがいるの
だろうなって思いました。
もともとは社内向けの資料だったものが、本になったようです。
読めてラッキーでした。