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利益が出ない! 値上げ交渉、値決めする時の注意点

物価高騰、値上げ、値上げ。
スーパーで買い物する時も、今までと同じように買い物したのに、
あれ?こんなに買ったっけ?
って思う事も。

消費者としては値上げは悲しいですが
経営側からすると、値上げしないと経営が持ちません。

先日のご相談で

売上は何とか保ててるんだけど、利益が出ない。
どうしたら良いですか?

というご相談を受けて、
試算表を見せてもらったら、

粗利率(限界利益率)がどんどん悪くなっている!

粗利とは
売上総利益(うりあげそうりえき、: gross margin)とは、会社が1年でどれくらい利益を出したかを表すもの[1]で、売上高から売上原価を差し引いたもの。粗利益(あらりえき)、荒利益ともいう。

Wikipedia

似たような言葉で、限界利益(げんかいりえき)という言葉があり、私が使う粗利は限界利益の意味で使ってます。

限界利益(げんかいりえき、: marginal profit)は、管理会計の概念の一つ。売上高から変動費を引いたもの。限界利益を売上高で割ったものを限界利益率 (: marginal profit ratio) といい、売上が1単位増えることで増える利益のこと。
限界利益には固定費が含まれる。次の式で表される。
限界利益=売上高-変動費
限界利益=固定費+利益

Wikipedia

例えば、
100円でお茶のペットボトルを売ってて、仕入れが30円だと、
粗利は100-30=70円
粗利率は70%

になるんですけど、

ここで仕入れ価格が10円上がって40円になりました。
で同じ100円で売ると
粗利は100ー40=60円
粗利率は60%

となって、利益が出なくなる!

だから、値上げをしよう。という話になるのですが、

仕入れが10円上がったから売価も10円上げようとするとどうなるでしょうか?
粗利は110円ー40円=70円
粗利率は63.6%!?

粗利率が元通りにならない。。。

これは何を意味するかというと、
儲かりづらくなる(利益が出にくくなる)

なんですね。

昔に作った価格体系で、物価が上がるたびに同じ金額だけ値上げしたら、どんどん粗利率は下がって行きます。
=どんどん利益が出ない体質になっている。
という事です。

まずは、適正な利益を確保する。
そのために、値決めを感覚でやらずに全体の数字を見ながらやる。

これが大事です。

そして、値上げ交渉する時の注意点はこの記事を参考ください。

うちの場合はどうすれば良いの?
という方は、
利益倍増会議のご説明をしますので、お気軽にご相談ください♪


私は、関わった人、会社の稼ぐ力を倍増させ、幸福度、収入共に世界ナンバーワンの街を作ります。

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中尾友和『部下が勝手に成果を出す!リーダーの口ぐせ』著者
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