はじめて肩書きを消した日
経験を積むことよりも
手放すことの方がはるかに難しいものですね。
この度
資格によって成り立っていた私の身分を
丸っと手放してみようと思いました。
きっかけは不透明なのですが、
急にいーらない!と
投げやりになったのではなく
「なくなっても大丈夫だね」と
自分を信じることができるようになった
そんな感じです。
管理栄養士を取得しながら製造業に勤める私に、
恩師は「管理栄養士であることだけは決して忘れてはダメよ」と教えてくれました。
その教えには数えきれないほど救われてきたものです。
畑違いの場所で苦しい時に、身分証明が自分を立て直すお守りでした。その身分は時に楽しい出逢いや新しい学びを運んできてくれました。明日に向かって進む営みそのものでした。
それではなぜ肩書きを捨てるのか
今の私は「⚪︎⚪︎がしたい」という具体的な要求で自分を確認できるようになったのです。
つまりそれは
人の役割として働くことがしたい
ということです。
思い返すと管理栄養士を学ぶに至った経緯そのものが誰かの役割になりたいだったのです。
みんなの役に立ちたい!という多方面なポジションではなくて、
あなたの役割になりたい、あなたの役割でいたいという隣人としての支え方がしっくりきています。
人は皆、何かしらの役割を持って働いています。
その誰かの役割を最大化させるために働くことが
私が最大化する営みのようです。
その気づきをくれたのも今の職場。そして、この春からアシスタントという身分をいただきます。ここに、私の全てが集約されていくように思います。
今の肩書きを消して上書きする時がやってきたのです。今に卒業して、新入する気持ちです。
もうすぐ春がきますね
ゆっくり身支度していきましょうね🌸
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