
人生最後の言葉
これは私が、本当につらい時唱えている言葉です。
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』中、「ロシアの僧侶」の1節です。
「もしすべての人に見棄てられ、むりやり追い払われたなら、1人きりになったあと、大地にひれ伏し、大地に接吻して、お前の涙で大地を潤すがよい。そうすれば、例え孤独に追い込まれたお前を誰1人見も聞きもしなくとも、ロシアの大地はお前の涙から実りを生んでくれるであろう。たとえこの地上のあらゆる人が邪道に落ち、信仰を持つ者がお前だけになるといった事態が生じても、最後まで信じなさい。ただ1人残ったお前が、犠牲をささげ、神をたたえるのだ。かりにそのような者が2人出会えば、それが全世界であり、生ある愛の世界なのだから、感動して抱擁し合うがよい。たとえそれが2人でも、真理は満たされたのだから」
逆境に負けないで、ともに生きて行きましょう。
藍作 拝
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