Kくん、失礼じゃないよ!
わが教会のクリスマス礼拝のチラシを渡した瞬間、
「これ、ゴミ箱に捨てていいですか?」
と言われました。
親友のK君です。
ところがタイトルどおり、ぜんぜん失礼じゃないんですねー。
実はKくんは、私と同じく自閉症なのです。
自閉症の代表的な特性のひとつは、
「思ったことを素直に口に出してしまう」
ことです。
プラス、
「人間性に裏表がなく、ウソがつけない」
のです。
さらにK君は、わたしよりはるかに優しい青年です。
で、普通の人が、チラシを、だまってゴミ箱行きにするところを、K君は言ってしまうのですね。
そして、言ってしまう最大の理由は、
「大切なチラシを捨てるからには、相手の了承を取ってからでないと失礼だよ」
というものなんです。
だから、
「中村さん、このチラシゴミ箱にやっていいですか?」
というのは、K君がわたしに気をつかってくれたセリフなんです。
おそらく定型発達の人には理解出来ないことと思いますが、ここで、学ぶべきことは、こんなものと、私は思っております。
「およそ人間の行動には、なんらかの大切な理由がある」
と。
たとえ、その場では理解出来ない事象でも、相手の事情を、考えることはとっても大切かな?と思っているのです。
まあ、このケースは、わたしもK君と同じ障害だから、スムーズに理解来たわけですが、どんな時も、コミュニケーションする場合は、相手の事情を考えてみるべきですねー。
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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。これからもがんばります。中村 拝。