超クールなカレンダーを作ってみた
あけましておめでとうございます。
本年も(株)中野コロタイプをよろしくお願いいたします。
今回は新年にちなんで
弊社オリジナルで制作した「卓上カレンダー」をご紹介します。
1.毎年つくっているオリジナルグッズです
こちらのカレンダーは当社の営業が
毎年12月に1年間のご愛顧の感謝としてお客様にお渡ししているものです。
毎年好評いただいておりまして、
中には印刷前から「今年は○部ください!」と
ご予約(?)くださる方もいらっしゃいます。
いつもはお客様のご要望に合わせてデザインする制作チームにとっては
自分の好きに制作してOKという普段より自由度の高い案件です。
2.制作のルール
好きにと言っても印刷や配布、使用感の都合からルールがあります。
はがきサイズ(100*148ミリ) ヨコ型であること
片面カラー印刷 以内のコストに抑えること
紙は指定(ハイマッキンレーマットポスト)
書き込みスペースを設けること
次月のカレンダーを入れること
こうして見てみると意外と制約が多くて全然自由じゃないのでは・・・
そんな中で毎年デザインを変えるのはとても難しそう。
特にサイズや印刷以外の加工で変化をつけられない分、
限りあるスペースでどうデザインするか
かなり頭を悩ませたようです。
3.2023カレンダー完成
そうして完成したカレンダーがこちら。
どうですか?
とってもかっこよくないですか?
特にこれまではペンで書き込むことを考えて
年間通して白ベースのデザインだったんですが
3ヶ月ごとに全面テクスチャの背景になっています!
これがあることで締まりがでてとてもクールなものに仕上がったと思います。
(書き込みは白のペンですればいい・・・)
そしてこのテクスチャ部分、モノクロのように見えますが、
実はカラーなんです。
なかなか考えられているでしょう?
前述のルールををふまえてデザイナーが目指したのは
「シンプルで使いやすく、どんな空間にも馴染む空気のようなカレンダー」でした。
でもシンプルなだけではおもしろくない。
なにか特徴を・・・ということで
今回は木と石のテクスチャを使用することに。
ただし、写真素材をそのまま使うのではなく、銀塩写真風のノイジーな加工をほどこしました。
そして、変えられそうなところをピックアップして
それぞれを検討していきます。
●フォント
今回はゴシック。その中でもステンシル系のものを選びました。
写真とも相まってクラフト感を醸し出しているように思います。
●罫線
要素を省くために今回は罫線なしで考えました。
●色数
シンプルを追求して土曜日の青をなくすことに。
印刷はスミ(黒インキ)と赤の2色刷りにしようと企みました。
日曜日が分かれば、自ずと土曜日の位置も分かるのは
レイアウトの変わらないカレンダーにしかできないことですね。
(少し太字にはしていますが)
ただ、写真をモノクロにしてみると少し弱い感じがしたので、
カラー刷りにしてCMY(シアン・マゼンタ・イエロー)で
深みを出すことにしました。
ひとつひとつ検討したあとに俯瞰的に見て全体のバランスをとり、このようなカレンダーが完成しました。
4.まとめ
お客様の中には毎年当社のカレンダーを楽しみにされている方もいて
制作・製造の励みになっています。
当社の社名は控えめに入れてあるため
デスクにおいてもスッキリ見えるし
ノベルティであると目立ちにくいのも好評の理由かもしれません。
最近はカレンダーアプリでタスク管理も一緒にするのが効率がいいとか
エコやSDGsの観点から資源の無駄づかいをやめようという世の流れから、
紙のカレンダーの需要というのは減ってきているようにも思います。
ただ、紙カレンダーには視線移動だけですぐに情報を取得できるという
アクセスの良さがあります。
特に電話をしながら、メールを打ちながら、というときはよく見ます。
仕事ではデスク上に常にカレンダーを置いている
という方も多いのではないでしょうか。
私もカレンダーや手帳は紙派です。
毎日見るカレンダーだからこそ、
ぜひお気に入りのものを選んで使ってみてください。
私も今年1年このカレンダーとともに仕事に勤しみたいと思います。
ではまた。
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