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『第5回伴走者合宿ヤング!!!』を開催しました!

 先日、10月14,15日に山形県の大江町で「第5回伴走者合宿ヤング!!!」(以下、ヤング合宿)を開催しました!
 「伴走者合宿ヤング』は、2015年に開始した『伴走者合宿』の若手版で、東北で子どもや若者のために活動をする若手が知見を共有し、対話を行う集まりです。主な参加者のキーワードは #居場所づくり #サードプレイス #ユースセンター #探究 #伴走 #教育 #コミュニティづくり などです。
 これまで、2022年から4回実施しています。
 第1回:女川町(2022年10月)
 第2回:陸前高田市(2023年04月)
 第3回:岩手県岩手町(2023年10月)
 第4回:福島県楢葉町(2024年3月)
 今回は、1回目からヤング合宿に参加しているメンバーが活動する山形県大江町に、NPOスタッフや学校教員、行政職員、大学生など26名の参加者が集まり、1泊2日で日々の活動の振り返りや共有、対話の時間を設けました。

▶今回のテーマ

 今回のテーマは”車検!”です。「自分自身の活動の振り返りをして、明日から走り出すメンテンナンスの時間にしたい!」という想いで、このテーマにしました。6月からこれまでの参加メンバーで、「僕たちにはどんな時間が必要だろうか?」「どんなことができたらいいだろうか?」と考え、テーマやコンセプトの設定、当日の内容を検討してきました。

▶合宿の様子

【1日目-10/14-】

 今回は初参加の方も多かったので、自己紹介やアイスブレイクを丁寧に実施し、お互いのことやそれぞれの活動のことを共有することができました。たくさんの笑いに溢れ、参加者同士の距離感が一気に縮まりました。

アイスブレイク班による最高の企画で会場は大盛り上がりでした!

 アイスブレイクの後には、山形県大江町で活動するメンバーが実践紹介を行いました。一つひとつの細かく、分かりやすく、まとめられた実践と実践を通して、感じたこと/考えていることを共有してもらったことで、参加者みんなで新たな学びや気づきを得ることができました。

日々の子どもたちとのかかわりにおけるポイントが体系化された実践紹介でした!

 1日目の最後には、これまでの活動を振り返り、共有する時間を設けました。活動グラフやマインドマップを書くことで、頭の中や心の動きを整理し、「一番後悔している、やり切れていなかった瞬間は?」「自分は何を大切にして活動してきたか?」などの問いを用いて、整理したことを言語化しました。自分自身で振り返ること、振り返ったことを仲間に共有すること、共有したことに仲間から問いやフィードバックをもらうことで、自分自身の想いや考えを明確になる様子が多く見られました。

普段の活動エリアの異なる3人1組で共有しました!

 その後、会場を宿泊場所の『大江町山里交流館やまさぁーべ』に移し、みんなで夕食を食べ、夜までとことん語り尽くしました。

学生時代にお世話になっていた参加メンバーもおりました!

【2日目-10/15-】

 2日目はラジオ体操(ver.山形弁)からスタートです!
 サイレントウォークで心も体も頭も整理をしてから、参加者それぞれが今年度の目標を改めて明確にし、参加者同士で共有しました。一人ひとりの目標に対して、聞き手は応援する気持ちと問いをプレゼントする気持ちをもち、対話を重ね、みんなで旅に出る準備を進めました。

 最後には、自分自身が必ず達成できるようなエレガントミニマムステップを決め、感想とともに、全員で共有し、チェックアウトとなりました。
 ※エレガントミニマムステップ:目標達成に向け、細かく、自分自身が達成しやすい簡単な行動を設定する創作ワークです。

▼参加者のエレガントミニマムステップの例
 ・明日の会議で胸を張って、発表する。
 ・帰ったら、二日間のまとめをLINEで送る。
 ・メッセージをすぐに返す。

▶最後に

 最後にみんなで輪になって、共有した感想の言葉にこのヤング合宿の意味が表れていたと感じています。
 ある人は、「また東北に帰ってこよ。」と言い、ある人は、「また頑張ろうと思えた。」と言っていました。「私がここで活動してきたことは間違っていなかった。」という人もいました。
 ヤング合宿は、大切な仲間たち一人ひとりの違和感や不安、悩みなどが少しでも軽くなり、それぞれが目指す未来への道がはっきりとし、仲間からの称賛によって自分自身に自信をもち、仲間がいるという安心感を胸に前に進めるようになる時間です。
 今回のヤング合宿も、そんな時間が生まれていました。
 場を設計してくれた二人と一緒に場をつくってくれたみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。
 誕生日も祝ってくれて、ありがとう。(笑)
 5回目になり、何回も参加している仲間との再会は同窓会のような感覚で、顔を見たら、嬉しさと安心感で溢れてくるし、初めて参加してくれた人たちとも多くの言葉を交わし、これまでの時間を分かち合うことで、仲間になっていくことができて、本当に嬉しく思っています。
 立場や仕事が変わっても、住む場所や暮らす国が変わっても、心の底から応援し合える集まりが『伴走者合宿ヤング!!!』です。この集まりが、東北の子どもたちが輝くこと社会に繋がるはずです。

次回の場所も時期も未定ですが、詳しく知りたい方はぜひご連絡ください!

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