プロとして活動していいのか迷ってしまう人へ
「私の活動は、プロを名乗っても良いものなのでしょうか?」
「本当はプロとして活動したいのですが、どうすればいいのでしょうか?」
「いつになったらプロになれるのでしょうか。」
きっとあなたは、自分のやりたい仕事や叶えたい夢のために、いっぱい勉強して、いっぱい頑張ってきた人。
どうすれば”プロ”になれるのか。
何をもって”プロ”になれるのか。
これが分からないときって、しんどいですよね。
私も、しんどかったです。
しかし、私が見つけた、「どうなればプロとして活動していいのか?」という問いに対する”ひとつの答え”を、ココに置いておきました。
この答えが、あなたにとっての正解になるか不正解になるかは私は分かりません。
それでも、この記事を読んでくれた、たった一人のあなたが、「私はプロです。」と、今から胸を張って言えるようになれたらば嬉しいなと思います。
目の前にある白線を超えられない
私が今年7月受験をし、絶賛合格発表待ちである「キャリアコンサルタント」という資格があります。
キャリアコンサルタントは名称独占資格に位置づけられる国家資格で、看護師や電気工事士などの資格とは違い、無資格者でも同様の業務をすることに何の問題もありません。(資格名を乗れないだけ)
そういった背景もあり、私は対話支援の「ベース」を学んだあと、すぐにでもビジネスを始めるつもりでいました。
でも、自分のことを「プロ」と思えるまでには、思ったよりもたくさんの時間がかかっちゃったんです。
ビジネスははやく始めたい。でも、世の中で活躍しているキャリコンやコーチの人たちは、実績もあり経験もありスゴい人たちばかり。
「私なんか」が、このままビジネスを始めていいのか?と悩んでしまった。
セッション経験○○○時間、クライアントさん支援○人。先輩の対人支援者さんたちには、”書ける肩書き”があります。でも、私にはない。
だんだん、もう、どうすればいいのか分からなくなりました。
渡っていい踏切だから、あとは渡るだけなのに。
目の前にある白線を超えることができなかったのです。
その結果、「独立したらこんなことやりたい!」を語り続け、「こんな商品を売りたい!」とせっせと自分の空想を、手元のコピー用紙に描き続けました。
世の中に、自分のことをプロとして売り出すことができなかったのです。
絶対に”価値”があると、思えたら。
しかし、「自分の商品を、ちゃんと売り出そう」と思えたきっかけが訪れました。
わたしの初めてのクライアントとなった友だちとのセッションでのことでした。(モニターでのセッションでした。)
セッションを続けて2ヵ月が経ったある日、悩みの根っこの部分に向き合う過程で、友達はボロボロ泣きながら、「本当はこうしたかったの」と本音を吐き出してくれたんです。
悔しいとか、恥ずかしいとか、醜いとか、そんなの一切を捨てて、友だちは、「本当は、幸せになりたい」と、しっかりと私に伝えてくれたのです。
私は嬉しかったんです。「本当は幸せになりたい」と言えるまで、どんなにつらい思いを抱きかかえてきたのだろう、と。やっと、心の底から言えるようになったんだね。と。
そうして、
「じゃあ、○○ちゃんの考える幸せって何だろうか。そして、どうやったら幸せになれるかな。」
と、ぐっと根っこの部分から、入っていけることができたのです。
このセッションを終えた時。
ああ、私との”対話”には、絶対に価値がある。と思えることができました。
コーチもコンサルもキャリコンも、”先輩”は世の中にいっぱいいます。
私が選ばれるかは、正直分かりません。
でも、自分との対話セッションに対して、「この値段の価値がある」という絶対的な自信が湧いてきたのです。
自分が2人いたら、自分に自分を任せられる。
そのくらい、私は私の”対話”に、自信を持つことができました。
誰かに「自信を持っていいよ」と言われたのではなく、自分でしっかりと、自分の対話は価値があるものだと思えたのです。
私は、プロとして、お金をいただいて活動することを、やっと決めることができました。
「プロ」になれる人と、なれない人の違いは?
「プロと名乗れる人がプロになり、名乗れない人はどんなにすごくてもプロにはなれない。」
これが私なりの答えです。
スポーツなど、明確にプロ領域が定められているものは当てはまりませんが、多くの職業は「プロ」と名乗るための”公的な”資格試験はありません。
そんな不明確な世の中で、「私はプロです」と言える覚悟こそが、プロフェッショナルであるということなのではないかなと思います。
逆に、どんなにスキル・知識・技術が(客観的に)あったとしても、「私はプロです」と本人が言えないならば、もうそれはプロではないのです。
だって、どんなお客さんだとしても、「プロ」として見ているのです。私たちのことを。
自分の商品やサービス、技術に自信がない人のことを支持できないのです。絶対的な自信を、持っていてほしいのです。
音楽の世界で例えると、どんなに楽器や歌が上手い人でも、
その人が「プロだなんて。まだまだなんですよ。」と言ってしまえば、その人はアマチュアです。
「プロを目指しています。」という言葉も一緒。”プロを目指している人”でしかありません。
でも、「私はプロです。」と言ってしまえば、その人はもうプロなのです。プロであるという覚悟が、その人をプロフェッショナルにさせているのです。
プロだからこそお金をいただける。
アマチュアバンドがチケット代を上げられないのは、このことにも起因しているような気がします。
(本人たちが、お金をいただくことを目的としていないならば別です。)
一度プロだと宣言したならば、プロを名乗るほどの人間になろうという気持ちが作用します。
プロギタリストが、プロギタリストであり続けるためにギターを触り続けるのと同じ。
私は、プロの対話支援者です。
だから、困ってる誰かの助けになるための、誰かを勇気づけるための、誰かの魅力を引き出すための”対話”について学び続けるし、それを実践し続けます。そうするしかないのです。プロであり続けるためには。
きっとこの記事を読んでくれた人は、本当は自分自身の腕を、確信してるんじゃないかな。と思っています。
大丈夫、あなたはもうプロとしてきっと活動できますよ。
不安になったら、誰かに相談しながらでいいのです。
不安が起こるのは自然なこと。
私があなたの力になれたらいいな。公式LINE、twitterで、連絡待ってます。
この「サポート」って機能、なんなのか知らなかったのですが、どうやらチップ的なものらしいです。いただいたら、新しい本とちょっと美味しいお米を買う資金にしようかなと思います!