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「同じ湿度で語れる相手」に出会うには


友人だろうが家族だろうが、「同じ湿度」で話せない話題というものが誰しもにあると思う。


自分が特殊な環境に身を置いていたり、相手と近い立場ではなかったり、双方のカルチャーの相違があったり。

仕事だってビジネスだって子育てだって趣味だって、本当は身近な人とドンピシャに話が合えば良い。だけど、そうも上手くいかないのが現実だ。



私はフリーランスとして独立することを決めたとき、日を追うごとに周りにいる友人たちとの話が合わなくなっていった。

「確定申告?大変そうだね」とか「儲かったら雇ってよ!」なんて中途半端な言葉が、チクチクモヤモヤと胸に残った。



「誰も分かっちゃくれない」




決して相手のことをバカにしている訳じゃないのだ。

だけどなんとなく、「もうこの話題をすることはないかな」と思ってしまう。


自分が夢中になってることや向き合ってることが周りの中で”一般的”でなければないほど、こうやってじわじわと孤独を感じていくケースはどんな分野にでもあるのだと思う。


相談したいことがあっても、話題と相手を見定めてしまうことも珍しくない。

大切な人たちとの会話を大切にしたい気持ちと、”見下し”にかすりそうなギリギリの気持ちが同居する状況は、私たちにとってちょっぴり苦しいことだ。


でもそれは、あなたの周りにいる大切な人たちとの「出会い方」がそうさせているだけなのだ。

あなたは悪くないし、当たり前だけど彼らも悪くない。



「意図しない出会い」のコミュニティの中で、話が合わないのは当然だ



学校や職場、ご近所付き合い、子ども関連の人間関係。これらは、「意図しない出会い」の連鎖で出来あがるコミュニティだ。


私たちが生きている中で形成される人間関係の多くは、ランダムでシャッフルされたものから始まることがほとんどだ。

「この子と友達になりたい!」と思って入る学校はないし、「この人の隣に住みたい」といって住む家もない。

「この人と働きたい」をきっかけに入る会社はあるかもしれないけれど、部署のメンバーすべてを自分で采配できるほどの権力者になれることはほとんどないはずだ。


「意図しない出会い」のコミュニティの中では、お互いがお互いのレベルに合わせる義理がない。


むしろ、相手を自分のレベルに合わせようと働きかける行為は煙たがられることも多い。社員の交流目的で頑張って企画した飲み会がシラけてしまった、なんて悲しい構造はここから起きたりするのだろう。




「意図する出会い」を創っていける時代なんだ



「意図しない出会い」のコミュニティの中では、お互いがお互いのレベルに合わせる義理がない。きっと、”感度”に差が出てくるのは当然のことなのだ。


だから、本当に分かり合える存在が必要になったときや、本当の理解者に背中を押されたいときは、私たちはもう「意図する出会い」を創っていくしかないのかもしれない。



こんな考えを持った人に出会いたい。
同じものに対して、同じ情熱を持った人に出会いたい。

そう思ったのなら、「意図して」、その人を探してみてほしいのだ。


あなたと話してみたいです、と勇気を出してDMをするだけで、「意図する出会い」を自分で創り出せる時代がもうココにある。



SNSで繋がるとか、、、と腰が引ける気持ちは胃が痛くなるほど分かる。


私も怖かった。ぎりぎり”デジタルネイティブ”ではないアラサーの私は、SNSで新しい人間関係をつくるなんて考えもしなかった。


でも、「この人と友達でいる世界線に生まれたかった」とまで思える人に出会えたら、もうそれはインターネットを言い訳にしている場合じゃなかった。


私たちはもう、意図して出会いに行く勇気を出していいのだ。



「同じ湿度で語れる相手」に出会うチャンスを逃さないで。



私が今お付き合いしているクライアントさんは全員、私のnoteをきっかけに私という存在を知ってくれた。そして、勇気をもって自分から私にコンタクトを取ってくれた人たちだ。「意図して出会うこと」を選んだ勇者たちと呼べる。



そして私もまた、「意図して出会うこと」で人生を変えてきた側だ。

フリーランスとして独立することを決めたとき、私には”理解者”が必要だったし、何より、同じ湿度で物事を語れる相手が必要だった。


SNSで出会った人に頼るなんて、少し前の自分なら考えもつかなかった。もはや、SNSで出会った人に直接連絡することすら初めてかも?なレベルだった。



でも、あのとき彼らに連絡をすることを決めた勇気が確かに今の私をつくってくれている。「意図して、出会いに行った自分」は、チャンスを逃さなかった自分、なんだ。



お家にお邪魔するなんて



北九州まで会いに行くなんて




声を掛けにいこう、あなたの理解者へ。



私は、頼りたいだとか、仲良くしたいだとか、その強い感情にリアルとネットで優劣があってたまるもんか、と思う。


私には大学の先輩経由で紹介され仲良くなった夏フェス仲間がいるのだけれど、もともと彼らはmixiの「フェスぼっち」みたいな名前のコミュニティで出会った集まりだったそうだ。

彼らもまた、「意図する出会い」から繋がり続けている仲間だ。もうかれこれ7、8年くらい一緒にいるらしいから、すごいもんだ。



意図して出会うチャンスを逃さずに勇気を出せる人は、人生の理解者を増やすことができるはずだ。人生の理解者が増えれば、人生はめいいっぱい楽しむことができる。


声を掛けにいこう、あなたの理解者へ。



中野あすか@ゴールデンカムイ全巻買うか迷ってる


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【中野あすかについて】
替えの利かない、「ただの話し相手」として。個人でライフコーチをやっております。クライアントさんとお話ししたり、文章を書いたり、ラジオでひとり喋りをしたりしてのんびり生きています。

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