◉休日に出かけた際。
久しぶりに古着屋さんに立ち寄ってみた。
お店の方とお話しした所、最近は古着が大人気で値段も高騰してる物が多いんですって。
まあ確かに古着屋さんは発掘作業みたいな感じで面白かったりする。ここでは手がつるはしと化す。掘って掘ってまた掘って。
「うわ!このTシャツ、マッハGoGoGoやん!」
とか1人で興奮したりする。
発掘してもじゅうぶんに育った私にはサイズが合わない事も多い。
70年代くらいの服が2024年の私に
「お前とは合わない。」
そう語りかけて来るのだ。
あの頃何ともなかった物が時代を超えて味になる。
勉強になりましたの合掌。
昨今断捨離という言葉をよく聞く事が、私は幼少期に遊んだおもちゃを今でも大切にしている。
子供の頃、毎日おもちゃと共に生きたという事もあり、捨てるなんてとんでもない。
いずれは我が子に引き継ごうと思う。
若いお父さんには体力も能力も何一つ敵わないが
なかにしさんの息子さんめちゃくちゃ価値ある物で遊んでません?
と、華麗なヴィンテージマウントでカウント3を取ってやりたい。
勝ちを確信した顔。
休日は今でも昔のおもちゃを見に行ったりする。
値段が高くても
「いずれ財産になる。」
「自分へのご褒美」
「大殺界だからこれくらいは」
などいくらでも理由を付けて購入エンジンをブンブンふかす事ができる。ヴィンテージという価値を前にして人間は無力だ。
「だめだ。我慢だしげき。」
とその場を立ち去ろうとしてもヴィンテージという悪魔が後ろ髪を引いて来る。
いや、そもそも私は短髪なので後ろ髪が引っ張られる程長くは無い。堂々とレジまでヘッドロックで連れて行かれるのである。
と、言いながら私はいまだに幼少期に憧れていたおもちゃであるキン肉マンの五大城決戦もドラゴンボールのマッスルタワーの闘いも購入できずにいる。
あらゆる理由を付けてふかした購入エンジンを止める最後の言葉。それは家族の
「買ってどこに置くの?」
という声だ。
その一声で脳内に置き場所に困っている自分の映像が入り込んで来る。
結果
「生まれ変わって大きなウチに住んだらまた会おうね。」
とレアなおもちゃ達に別れを告げる。
買い物の際、絶大なる力を持つ言葉
「買ってどこに置くの?」
ちなみに
「チョコレート食べ過ぎたら鼻血が出るよ。」
これは昔チョコレートが高価な物だっだからこそ生まれた言葉らしい。今はもう言わないかも知れないね。
あらゆる場面において自分を止める言葉を持っておきたい。
夜中にとてもご飯が食べたくなった時はどうすれば良い?
どんな言葉を頭に浮かべれば良い?
そうだ。
「今ご飯を食べたらレアなおもちゃを買わなければいけない」
これにしよう。
それではまた。
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