家族経営を継ぐ人は第3の居場所を持とう
「ストレスが溜まる・・・」
家業を継いでみて思ったことは人間関係のストレスが溜まるということ。
普通のサラリーマンもストレスが溜まるとは思う。しかし、サラリーマンは職場でストレスが溜まったとしても家に帰ることで切り替えることができる。職場は職場、家庭は家庭。職場の人間関係と家庭の人間関係を分けてストレスを上手に管理できるだろう。
しかし、家族経営の場合、職場でも家庭でも顔を合わせる羽目になる。職場で腹が立つことがあってリフレッシュしたいのに家庭でも同じ人間と顔を合わせて生活しないといけない。
これでは一向にストレスが溜まり、いつか暴発して家族で喧嘩になる。
要するに逃げ場がないのだ。
ではどうするか?もう一つ居場所を用意するのだ。
もう一つの居場所、いわゆるサードプレイスだ。
家族と嫌な空気になったとき、仕事でミスして家に顔を出したくないとき、そんな時に逃げられる場所があれば精神的な余裕が生まれる。逃げてほとぼりが冷めたら帰る、そんなことができるようにしておく。
すると仕事のパフォーマンスもあがる。家庭内のイザコザも減らせる。
結果、生きることが楽になる。
私の場合、住んでいる地域の中にいくつか第3の居場所を用意している。日にちによって使えない場所もあるから複数用意しておくと便利だ。
例えば、近所のカフェ。地域活性化を目指すNPO法人の事務所。詩の同人会。人の出入りのあるシェアハウス。
その他こまごました場所も含めると数え切れない居場所がある。
このように複数の居場所を用意しておくといざというとき、逃げることができる。逃げて少し回復したらまた職場や家庭に戻る。そういう戦略を取らないと心が潰れてしまう。少なくとも私はそうしないとやっていけない。
また、家族経営をしていると地域の方々とのつながりは後々生きてくる場合もある。
だから、家業をこれから継ぐ方や家族経営をおこなっている人は第3の居場所をつくるといいだろう。
思わぬほど効果があるのでぜひお試しを!!