【読書感想文】脳を最適化すれば能力は2倍になる
先日、わたしの元に届いた本。
「脳を最適化すれば能力は2倍になる」、
精神科医樺沢紫苑先生の最新刊だ。
この本でわたしが知りたかったことは
「いかに自分の認知能力を向上できるか」
ということ。
わたしは14年前に統合失調症になり、
その症状として一番悩まされたのが
「認知機能障害」だった。
認知機能障害とは集中力や記憶力が低下して
日常生活に支障をきたす症状だ。
これがけっこう厄介で、
今まで好きだった読書や勉強が一切
手につかなくなるなど長年わたしを苦しめた。
今でこそ、だいぶ認知機能障害は回復してきたが
まだまだ満足のいく状態ではない。
本書を読んでもっと自分の認知機能障害を
改善したいと考えた。
この本を読んで気付いたこととしては
統合失調症など精神的な病は
脳内物質の異常が発症に関係しているということ。
例えば、ドーパミンという脳内物質は
目標を達成した時に分泌される。
一見達成感を与える「良い脳な物質」に思えるが
多量に分泌されすぎると依存症など
恐ろしい病気になる可能性がある。
そして統合失調症もこのドーパミンの
バランスが崩れることで発症している疑いがあるようだ。
他にもこの本では7つの脳内物質について解説されているが
どれも使い方によっては仕事力を高め、幸福な生活を
実現するのに役立つものばかり。
しかし、どの脳内物質も分泌されすぎたり、
少なかったりすると不幸な結果を招きかねない。
やはり、脳内物質のバランスが大切であるようだ。
わたしが統合失調症を発症した当初はいろいろ無理をしすぎて
脳内物質のバランスを著しく崩していたのは間違いない。
今はだいぶ回復したがさらなる回復、認知機能の向上に向け、
脳内物質のバランスを整えたい。
そのためにこの本に書かれた実践的な方法を試していこうと思う。
もし、あなたが「もっと頭が良くなりたい」と願うなら
この本に書かれた方法で脳内物質を整えてみてはいかがだろうか?