新年に、『楽しく食事をすること』を真正面から考えた・・・
1月3日、初詣は家族3人で地元、横浜元町の厳島神社へ。前日の2日、母の面会に行った帰りに川越の氷川神社で初詣をしようとしたら、長蛇の列になってて断念したからだ。
元町の厳島神社は、ちょっとだけ行列ができていたが思った通り空いていた。
最近、身長も伸び体重も増えた3歳の息子が「パピィ抱っこ!」を連発するようになったから、珍しくベビーカーで出かけた。久しぶりのベビーカーに楽しそうな息子、颯馬(ふうま)。あれだけ大きく思っていたベビーカーが小さく感じた。
いつものように、去年購入した古い御札や厄除けのお守りを感謝の気持ちを込めて返納し、新たに御札やお守りを購入した。帰りに1969年創業、横浜元町が発祥のベーカリー『ポンパドウル』でワインに合う美味しい焼きたてパンを買って帰った。
息子は、境内にあった滑り台に夢中になった。何度も何度も飽きずにケラケラ笑いながら滑っていた。
ちょっと前まで手助けしながら一段登るのも大変だった滑り台に、一人でスイスイと登り、何度か滑って慣れると、てっぺんで両手を離して勢いつけてジャンプして、そのまま滑って体操選手のように見事に着地する姿を見て「あの高さから落ちたら大怪我するんじゃないか?」とヒヤヒヤしながらも、息子の成長に驚いた。親バカかもしれないが、息子は驚くべき身体能力を持っている。確実に心身共に成長している。俺もまだまだ成長できる60代でありたい。
この時の写真をFacebookやYouTubeチャンネルのヘッダー画像に一新した。
息子の成長を喜ぶと共に、新年早々、「楽しく食事をすること」を真正面から考えた・・・家族で楽しく食事をすることは当たり前じゃない。
今から思えば、23歳で「できちゃった婚」で結婚し、死産が原因で1年満たないで離婚したこと、29歳で一目惚れした人は拒食症で、2年間片思いで32歳で結婚し22年間ずっと「食べる食べない」で口論して「それしか食べないと死んじゃうよ」が現実になって、心にポッカリと大きな穴が開いてしまったこと。次女が高校2年で亡くなった妻と同じ拒食症を発症、2回生死を彷徨う入院をして、ほぼ回復したこと。起こったことは全て良いこと。辛かった経験全てに意味があり、今の俺に必要な出来事だったと思える。
24歳で離婚した時は、その数ヵ月前に親が結婚25年目の破局、半年後に妹も離婚して家族離散した。それでも、俺が高校生の頃は、家族で食卓を囲んで、母親に「シン、今日は何か面白いことあった?」と毎日聞かれ、おふくろを笑わすことを目標にしていた楽しい時期があった。「お兄ちゃん、話盛りすぎ〜」なんて2歳年下の妹に突っ込まれながら、家族みんなで大笑いしていた。思い出すのは、そんな家族団らん、楽しく食事をしているシーンだ。
だから、また、「家族で楽しく食事をすること」は、ずっと俺の夢だった。どんな食事でも、楽しく食べれば心にもカラダにも栄養になる。
55歳で出会った18歳年下の妻と「授かり婚」をして61歳の今、3歳の息子がいて、24歳と22歳の娘がいる。自分を俯瞰すると大河のような流れを感じる。「旅はどこへ行くかより誰と行くか」、「食事も何を食べるかより誰と食べるか」。生きるとは食べること。食べることは命を繋ぐこと。
いつも通り家族で迎えるお正月がどれだけ尊い時間か、三が日を家族で過ごせて嚙み締めた。
旅を生業としていた22年、お正月は繁忙期なため、ほとんど家族で過ごしたことがなかったからだ。でも、旅を通じて隊員たち(お客さん)と愉しく飲み食いしたことが、どれだけ俺の心を癒してくれたか、貴重な時間を過ごせたと思っている。隊員たちには感謝しかない。4年前には会社倒産、自己破産もあって、「死んだ方がまし!」と思うような経験をしているが、世界70ヵ国、いろんな人と旅の楽しさを共有しながら、人生、こんなに思いっきり泣いたり笑ったり感動した人も珍しいんじゃないかと自分でも思う。
先月の誕生日、俺んちの食卓や外飯で旨いと思った店を紹介する「食」がテーマのインスタを妻が開設してくれた。
「子どもたちには、楽しく食事をして大切な命を繋いでいってほしい」。そんな願いを込めてFacebookをやらない娘たちとインスタで繋がった。
年末に書いたnote記事が、note公式マガジン「#おいしいお店 まとめ」に載った!note公式マガジンで紹介される度に、アウトプットする原動力になる。数あるアウトプットの中でも、今、noteが一番好きだから。
これから書いていくKindle本の大きなテーマも「命を繋ぐ、楽しく愉しい時間」。人生のそんな時間を切り取っていきたい。具体的には家族、子育て、旅、voicyラジオ対談、食などをテーマに「Kindle100冊出版プロジェクト」自体、ライフワークとして楽しんでやっていきたい。
これからも家族と仲間に支えられながら、今年は、心新たに愉しく挑戦を続けていく。
去年の初詣!
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