何が起こるか分からない『予定不調和』にこそドラマがある
今年に入って3年前に出版した「ようこそドラマチックジャーニーへ」。7月から3ヵ月連続3人ものAmazonレビューがあった。
2020年4月脱稿、校了し4月に発売予定だった新刊の発売が、緊急事態宣言があって出版社の判断で3ヵ月延期して出版された本。「旅に出る!」という空気が一番萎んでいる中、出版されたのだ。出版社も俺もこんなに蔓延するとは予想できなかった。だから、読者から「隊長の最高傑作」と絶賛されたが、そんなに売れなかった。長く愛される本にしたかったから、今、読んでくれてレビューを書いてくれるのは本当に嬉しい。
そんな中、せんと君(田中政敬)に紹介されたマッサン(高本 昌宏)が、今度はマッサンの紹介で株式会社CHANOIS(シャノワ)宮脇 恒社長を紹介された。マッサンが「兄さん」と呼んで慕っている人だ。マッサンから送ってもらった宮脇社長のプロフィール写真の第一印象は「強面の人」。瞬間、「笑かすぞ!(何で関西弁!?)」と気合を入れて集合場所のJR桜木町駅南改札に向かった。会った瞬間、宮脇さんは満面の笑みで登場。
「写真と全然違うじゃん!優しそう! 笑」
選んだ居酒屋は桜木町駅構内の「大衆酒場ホームベース ぴおシティ桜木町店」。何度も行っている店だが立ち飲みで3時間もしゃべり続けたのは初めてだった。最初からメガジョッキ片手にガンガン飲み、最後の一杯までメガジョッキだった。
帰宅したら、ふくらはぎが痛かった 笑。でも、それだけ愉しかった。宮脇さんとマッサンの表情が見る見る変わっていくのが嬉しかったのだ。かつて旅行会社を経営していた22年って、毎日こんなふうに新しい人と出会い、熱く語っていたことを途中で思い出していた。「そう、そう、この感覚・・・」って。しゃべればしゃべるほど、加速してエンジン全開になっている。体内にターボエンジンを搭載してる感じだ。
翌日、「『ようこそドラマチックジャーニーへ』を購入しました」と画像を送ってきてくれた。そして読了後、昨日Amazonレビューを書いてくれたのだ。
そして、ふとFacebookの「思い出」をクリックすると、この本にも登場する隊員コーダイ(山梨 滉大)が3年前の今日書いた推しの投稿が目に飛び込んできた。なんか繋がってるな。
今読んでも涙が出るほど嬉しい。
俺にとって最高傑作は3年前に書いた4冊目の最新刊「ようこそドラマチックジャーニーへ」だと思っているが、マッサンにとっては、15年前に書いた俺の2冊目の本、「感動が共感に変わる!」のほうが響いたようだ。
「ようこそドラマチックジャーニーへ」に続いて、「感動が共感に変わる!」のAmazonレビューを書いてくれた。
「地球探検隊」創立10周年を機に書いたのが2006年4月に書いたデビュー作「感動を売る!」。17年前に書いた本は結構売れたけど、絶版になってしまった。
その2年後の2008年4月、現役バリバリの頃に書いたのが、「感動が共感に変わる!」だ。この本を書く前と書いた後では世界が変わった。日本全国から講演依頼が殺到し、旅の参加者が一気に増えたのだ。初めて行った大人の修学旅行、「内モンゴル遠征隊」に申し込んだ隊員(旅の参加者)15人中13人が、この本を読んでいたのを鮮明に憶えている。
旅に行く頻度がどんどんアップしたから、一番体力に自信のあったのは50代だった。アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ(5,895m)に登頂したのは54歳の時だった。
会社は2018年10月になくなってしまって、ここ数年、やり切った感・燃え尽きた感のような気持ちで過ごしてきた。「子育てと家事でいっぱいいっぱいで・・・」なんて言い訳を考えて無理やり自分を納得させようとしていたのも事実。
TBSテレビ日曜劇場「VIVANT」を見て旅への衝動を抑えられなくなってきた。15年毎年通い続けたモンゴルの大草原が俺を呼んでいる・・・
目指せ!生涯現役。
読者がレビューを書いてくれたことで心に火をつけられた。この感謝、感激、感動する感情を出版プロデュースしている仲間に味わってもらいたいし共有したい。
素敵な出会いに感謝。また飲もうね。
なんて思っていたら、友人、拓ちゃんのXのポストが目に飛び込んできた。
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