「日々0.1kgの攻防2ヵ月、次女の退院が見えてきた!」
皆んなおはよう!
今日の朝の体重測定の結果は…
なんと!37.2kgだったよ!
5年前に亡くなった妻と同じ摂食障害(拒食症)で入院中の次女、七海(なつみ)からのLINEだった。退院の条件は、37.5kg、BMI15以上を2日キープすること。退院が見えてきた。
4月14日に緊急入院して2ヵ月。ここまで、よく頑張った。
37.5の微熱が出て隔離状態になったり、2,100カロリーの食事+エンシュア(栄養ドリンク)も追加で飲んで1日3食、全て完食していても体重は上がったり下がったり、しかもそれが0.1kg~0.3kgだったり足踏み状態が続いた。
それだけ重症だったのだと思う。入院直前は身長158cmにして、体重30.1kgだったのだ。
「いつ心停止してもおかしくないです!」と医師から告げられた。
コロナ禍で受付には「面会禁止」の張り紙があった。34.6kgになった段階で、特別に15分だけ家族の面会が許された。5月22日、長女、未空(みく)と一緒に病院に行ってきた。
七海(なつみ)のちょっとふっくらした顔を見て安心した。
「退院後やりたいことリストが118になったよ」って笑顔で話していたのが印象的だった。それでも、深夜の心拍数が低くて心電図が外れたのが、5月31日。
以下、ファミリーLINEのやりとり。
ずっと、心電図をつけていたとはパパも初めて知ってビックリしたよ。それだけ、いつ心停止してもおかしくない状況だったことを七海自身がしっかりと受け止めないとね。「太ることの怖さが少しずつなくなってる」って重要だよ。何度もいうけど、退院後、心電図を見てくれる医師もいない、つまり管理する人のいない世界で楽しく健康に生きることが何より重要になってくるから。今は「退院」が目標かもしれないけど、その先の目標を持つことが退院後の準備として一番重要なことだとパパは思う。
妻の美香のメッセ。
体重が順調に増えていてよかったです。退院も近いね。「主治医の先生よりスパルタで未空が協力して管理してくれる」っていうけど、喧嘩しないか心配です。家族間でも、他人同士でも、適度な「距離感」はとても大事です。今まで仕事や学校があった家族の間でも、コロナのせいでずっと一緒にいる時間が増えただけで今まで見ないようにしていた部分が浮き彫りになり、DV、鬱、離婚など激増してます。距離感とは、精神的なセーフティーディスタンス。一緒に暮らしていて喧嘩になってしまう原因を、もう一度振り返ってみては?
あと、社会が大きく誤解しているのは、病気は弱い証拠、ということ。病気は、精神的な強さが肉体的な限界を超えた時に起こることもあるのです。それだけ、なつみちゃんが精神的に強く、自分に厳しかったために、体が限界を超えた状態が、入院時だったのかもしれません。
厳しくするには必ず限界が来ます。今のなつみちゃんの状況は、実は自分に厳しくするために起こっているのではなく、自分に優しくするために起きていることだとしたら?今、入院してる自分に何をしてあげたいですか?
退院後のなつみちゃんに必要なことは、厳しい管理ではなく、自分を大切にすることかもしれませんよ。
美香
入院したことで、家族が、より一つになって絆が深まったと思う。だから、入院も含めて、「良いことしか起きていない」そう思うようにしている。
<成長のヒント>
「調和」と「バランス」は違う。
バランスとは、1+1=2
関わる人と適切な距離感を保ち
可もなく、不可もなく
無難に良いこともなく
問題も起きることない関係。
調和とは、1+1>2
関わる人とぶつかりながらも
新しい発見があり
お互いに協力して、前進していくことで
どんどん長所が引き出され
起きた問題も乗り越えていける。
では、どうしたら
身近な人と、心を通わせて
調和していけるのか?
最大の秘訣は
自分の意見を主張し過ぎないこと。
噛み合わないのは
自分を守ろうとしているから。
感情的になるのは
自分が正しいと思っているから。
むしろ
そんな自分を捨てるほど
相手のことがよく見えてくる。
さらに
何をやりたかったのか
何を大切にしているのか
を理解し、尊重すると
自分がやることも応援してくれる。
自分が大切にしていることも大切にしてくれる。
あなたの光に触れる全ての人たちが
ますます輝いていき
その光の波が
世界の果てまで広がることを祈っています。
小田真嘉
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