お祭りで水をかけまくる、この街がすき #クリエイターフェス毎日投稿
私が住んでいるのは、東京都江東区。いわゆる「深川」と呼ばれるエリアです。
多くの時代小説にも出てくる、東京の下町ど真ん中です。
隣には「清澄白河」という、ちょっと以前にできたおしゃれな街もありますが、私がこの街をすきなのは、やはり下町らしさがあちこちに残っているところです。(清澄白河のおしゃれなワインバーでも、地元出身のひとがやっているとちょっと下町らしさが残っていたりします)
隅田川を挟んで清洲橋を渡れば、中央区。
そんな街で、わたしがもっとも愛し心待ちにしているのが、夏真っ盛りに開催される、お祭りです。
門前仲町を中心とした「富岡八幡宮」の氏子が集うお祭りと、ちょっと規模が小さいですがわたしの地元「深川神明宮」の氏子が集うお祭り。本祭りはそれぞれ3年に一度、開かれます。
本祭りの年は、夏になるとそれぞれの町会で夜「神輿かつぎの練習」が行われ、祭り数日前には町会ごとに神酒所が設けられ、神輿が据えられます。
町会にご祝儀を奉納した家や事務所の軒先には、提灯が飾られます。どんな造りの家でも提灯をあっという間に付けてしまう職人さんの技、いつも感動します。
そして、お祭り当日。
神社の神事から始まり、1日めは宮神輿を町内ごとにリレー、2日めは町内神輿がそれぞれ町内を練り歩きます。
「踊る阿呆に見る阿呆」という言葉がありますが、やっぱりお神輿は担いでこそ楽しい!
そして、深川のお祭りの醍醐味といえば「水かけ」!
神輿とそれをかつぐひとたちに向かって、沿道からばっしゃんばっしゃん水をかけるのです。
それこそ、バケツや水鉄砲はもちろん、トラックの荷台をブルーシートでおおってプールにしてその中からバケツで水をかけまくる事務所や、地元の消防団の放水まで。
頭から爪先までずぶぬれになり、まともに正面から放水をくらうと息ができなくなります。
夏の盛り、これがとにかく気持ちよく、最っ高。
そして、神輿を担いでいなくても水をかけることで祭りに参加できるので「見る阿呆」も楽しめる、やさしいシステムでもあるんです。
そんなお祭りですが、2020年、2021年は中止に。。
2022年、深川八幡のお祭りが、制限付きながらもやっと再開しました…!!
この街をもっとすきになる、夏の水かけ祭り。
次の開催が、本当にたのしみです。
クリエイターフェス毎日投稿は、今日で最後です。
明日、この期間に思ったことをちょっと書いてみようと思います。