オンライン講座ビジネスのつくり方。
人に何かを教える。それをオンラインで成熟させる。
成長願望も、変身願望も、そしてビジネス願望も。
あなたが人に何かを教える仕事をしているなら、その内容をカリキュラムというコンテンツにしてオンラインで販売することを私はおすすめします。
新型コロナウィルスによって人の消費行動は大きく変化しています。
つまり、以前のように会場に多くの人を集めることも、企業と契約して定期的な高額講座を売ることも難しくなっていくのです。
正確にいうと、難しいというよりもニーズが減少するといった方が正しいのかもしれません。
そんな現代に急激に発展しているのがオンライン講座ビジネスです。
B to Cで、よりニッチな市場にあなたの持っている「ハウツー」を売っていくのです。
ようこそ、オンラインビジネスへ。
新型コロナウィルスによってビジネスは大きく変わってきた。
そんな言葉をよく耳にしますし、そのような活字がいろんな場所で目にも入ってきます。
インターネットという人類が発明した文明の力によって、
簡単にいうと「世界が近くなり、近くがよりハッキリ見えるようになった」と言えるでしょう。
新型コロナによる「非接触の推奨」は、インターネット社会を加速させるひとつの要因になったのです。
そもそものきっかけは2008年のiPhone 3Gの登場ですね。
それまではPCでしか使われなかったインターネットがスマホでリアルタイムに使われるようになった。そこから急速にインターネットはより私たちの生活に密着してきたのです。
つまりインターネットを常に携帯する時代の到来がそれです。
その結果として何が変わったか。
その答えは「人の行動」です。モノを買う行動も店を探す行動もすべて変わっていきました。
つまり、人の消費行動はインターネットを無視できない状況になったのです。「人の消費行動」。それはつまりビジネス全体を表すのです。
オンラインビジネスに挑戦しても挫折する人。
実際のところ、多くの人がオンラインビジネスに関心を持っています。
では、あなたの周りにオンラインビジネスで成功している人がいるでしょうか。ほとんどいないと思います。
なぜそう思うのかというと、私の顧客が最初にいう言葉が
「自分の周りにオンラインで成功している人がほとんどいないので。。」だからですね。ほぼ100%に近いほど私の質問にそう答えます。
さてそれは「オンラインビジネスに関心がある人」で「行動に移そうとしている人」の特徴なのか、本当にそうなのかはわかりません。
でも私のサポート経験の中で言えることがひとつあります。
それは、うまくいく人=「オンラインビジネスを勉強した人」だということ。少なくとも専門家を雇ってでもオンラインビジネスをきちんと実践しようとする人ですね。オンラインのビジネスモデルを知らなければ まずうまくいかない。それがオンラインビジネスです。
だからうまくいかないのは、能力ではなく「やり方」の問題だと私は思っています。リアルなビジネス(オフラインビジネス)とはやり方が違うので多くの方がやり方を「間違う」のです。
会社員になった時に先輩や上司に教えてもらったように、
学生時代に何かのノウハウを最初に学んだように、
オンラインビジネスにおいても、まずは正しいハウツーを身につける必要があります。基本ベースがあってはじめて「オリジナル」へと進化させれるのです。あくまで基本のベースは独学でやろうとせず、成功させるために学ぶのです。
「学ぶ」を具体的に言いましょう。
つまり、どんなことでもそうですが
うまくいかない人は「知らない・古い・未経験」です。
それを埋めるために「学び」があるのです。
センスや感性も成功の大きな要因になることは間違いありません。
しかし、そのセンスも基本ベースを「知っている」のと「知らない」のではまったく違います。
その人だけのセンスは、知っている基本を「あえて自分流」にアレンジするから価値があるのです。基本も知らない人を「センスがいい」とは言いません。それは「自己中」というのです。
オンライン講座とは。
「オンライン講座ビジネス」とは何か。
これも「オンラインビジネス」の中にあることは間違いありません。
その中でも「デジタルコンテンツ」と言われるものをオンラインで販売することを言います。
あなたの頭の中にある知識・経験やノウハウ・ハウツーを、動画や音声、電子書籍のようなデジタルコンテンツに変えてそれをオンラインで売ることです。
目的達成型であれ。
オンライン講座はあくまで「カリキュラム」で構成されます。
そこがブログやYoutubeのハウツー動画との違いですね。
例えば、「Canvaを使った画像編集の仕方」ではなくて、
「PVを2倍にするバナーデザイン講座」というように、
オペレーション(作業)ではなく「目的達成型」である点が特徴です。
なぜ目的達成型である必要があるのかというと、
「お金を支払ってでも買いたいもの」には「問題解決力」が必要だからですね。つまり、何かに困っていて「それを解決するための方法を教えてくれる講座」という位置付けでなくてはならないからです。
だから私はいつも顧客には、
Youtubeの動画は「主語をアイテムに」。
オンライン講座は「主語を目的に」。と言っています。
例を出すとこうです。
Youtube → 「Powerpointの使い方。オープニングスライドの作り方」
オンライン講座 → 「上司の承認が下りる!社内プレゼンの資料作成術」
どちらもパワポのハウツーですが、Youtubeは Powerpointというアイテムが主語。つまりパワポの使い方のレクチャーです。
オンライン講座の方は「上司の承認が下りるような資料を作れるようになる」という未来の目的を教えるというもの。パワポはその手段のひとつです。
目的達成型というのはそういうことなのです。
あなたのオンライン講座はこうしてつくる。
オンライン講座だけでなく、特に何かを教えるビジネスは
「その人の問題を解決する」というところが重要です。
そして仮にその問題を解決できるノウハウを見つけても、それをあなたが持っているノウハウかどうかという点も大事な点です。
起業したことのない人が起業のノウハウをオンライン講座にしても信憑性や説得力がないのと同じことです。
「誰がそれを教えるのか」というのもその講座の価値に直結します。
そこをおさえて、さてあなたのオンライン講座はどうつくっていくべきか。
ここからは私たちが顧客にいつもレクチャーしているガイドラインを中心に書いていきましょう。
この方法を使ってオンライン講師になって、現在月間200万円以上の収益を得ている人も複数人いますので自信を持ってお送りできますが、
顧客へのレクチャーとの整合性をとるために、ここではガイドラインのみの表記とさせていただきます。
具体的にあなたのビジネスにどう反映させればいいかなど、聞きたい部分がありましたらwebsiteからお気軽にご相談ください。
オンライン講座は6つのSTEPでつくります。
今回私が言うオンライン講座は LIVEではなく”収録された動画コンテンツ”とさせていただきます。他にもオンライン講座の形はあります。音声講座もあるし、文字教材もあるでしょう。
しかし私が経験した中で最もポテンシャルが高いのが「動画講座」です。
その価値差は圧倒的です。
オンライン講座は以下の6つのSTEPで制作していきます。
1. 3つの質問フレームワーク
まずカリキュラムを考える前に、自問自答の時間を持ちます。
オンライン講座を考えるとき「自分が提供できること」を中心に考えがちになります。自分が提供できるもの=人が欲しいもの であれば問題はないのですが、そのパターンはほんの僅かです。ほぼギャップがあると思った方がいい。
だからここで自分自身に質問するのです。
あなたの講座によって、どんな影響を与えることができるのか。
それを考え、固めることはとても重要なのです。
2. 問題解決をイメージする
3つの質問の③。受講者にはどんな未来が待っているのか。
それはベネフィットですね。人はそれを買った後に手に入る「いいこと」と「未来の自分」が結びつくからそれを買うのです。
講座であれば「問題解決された自分」が想像できるかどうか。
それを想像させられなかったら売れないということです。
暇で退屈している人に「忙しさを改善する方法」は売れないし、
「暇な時間をより増やす方法」も売れないのです。
3. タイトルの考え方
私はその次に「タイトル」を考えてもらいます。
内容よりも先にタイトルです。
それには「設計思想」と言う意味があります。
タイトルを明確にすることで内容のガイドラインが明確になるという考え方ですね。
中には内容を先に考えたい人もいますので、その場合はその人のやりやすいようにやってもいいと思います。
あくまで設計上の話しです。
ではここでサンプルを見てみましょう。
オンライン講座のタイトルには、
①誰が対象か
②何ができるようになるのか
③どのレベルか
という3点を必ずタイトルに組み込むようにしています。
誰が対象かを入れる意味は、
カクテルパーティー効果といいまして、たくさんある文字列の中で「自分のことを言っている」という文字を「感知しやすい」という人の特性を使うということです。
初心者であれば「初心者向け」だと明確に伝わるように。
ビジネスレベルであれば「仕事にできるレベル」だと伝わるようにするのです。
4. 目次設計と内容考案(カリキュラム化)
続いて行うのが「カリキュラム設定」です。
本でいうと「章」と「節」「本文」のようなものですね。
私の方法としては大きいところから先につくります。
この場合でいうと「章」→「節」→「本文」ですね。
オンライン講座でいうと、
「科目」→「セクション」→「レクチャー」というようになります。
なぜ大きいところからかというと、
科目の並びを決めることはその講座の「流れ」を決めることになるので、
その下に内容を入れていく方が組み立てしやすいからです。
それ以上の理由はありません。そこも本人のやりやすい方法でいいと思いますが、ほとんどの場合はこの方法でつくられていきます。
5. 撮影・編集
撮影・編集についてはYoutubeでもいろんな動画が出ていますので参考にしてみてください。
オンライン講座の場合は「顔出ししない」でも内容勝負でいけます。
その場合、例えば 有料アプリだと Camtasia(カムタジア)などのように
「画面収録ソフト」でパワポでつくった資料を「講座化」する方法もありです。
無料アプリでも画面収録できるものはいくらでもあります。
ご自身の使いたいものを使ってカリキュラムごとに動画を編集してください。
1カリキュラムでだいたい長くても10分。平均的には3〜4分で収まるようにカリキュラム分解してくださいね。
受講者がひとつひとつ確認しながら学べるようにするには、1工程が短い時間で区切られていることが大事です。
6. 配信
配信については大きく分けて2種類方法があります。
1つは「オンライン講座のプラットフォームを使う」という方法。
物販で言うなら「楽天市場」や「amazon」で販売するようなものですね。
手数料は取られますが、大手モールの棚にあなたの講座が並びます。
いくつかプラットフォームはありますが、
ここでは Udemy を紹介しておきましょう。
Udemyは日本ではベネッセが運営していますので安心ですね。
講座を出品することに費用はかかりませんし、最初のハードルとしては入りやすいので私の顧客もよく使います。
例えばこのコース ↓
24,000円の講座ですが、すでに 55,362名の受講者がいます。
単純計算ですが、すでにこの作品だけで累計10億円以上も売っていることになります。
この講座のベネフィットは、
プロデザイナーになろうとしている未経験者に対して、
専門学校に数十万円支払うよりも、自宅学習で24,000円で習得できますよ。
という提案なわけです。
中には「そんなんじゃ修得できるわけない」と思う人もいるでしょうし、
中には「その金額なら騙されたと思って自宅で学ぼう」と思う人もいるということです。
そこもオンライン講座のメリットだとは思いますね。
プラットフォーム以外の方法もあります。
まあそれは「自分のサイトで売っていく」ということですが、
決済とか講座のアップロード、閲覧マイページなど、ハードルが高いわけです。(ダウンロード配布は拡散リスクもありますからね)
そこで使えるのが Teachable (ティーチャブル)ですね。
これはかなり使えます。
海外のサービスに抵抗がある人もいるでしょう。
でも残念ながらこれほどの「使えるサービス」は日本にはまだありません。
いろいろ使ってみたからわかりますが、これは使いやすいです。
山田さんが教える「ティーチャブル」↓
プラットフォームか、
それとも自己サイトか。
一般的な言い方をすると、最初はプラットフォームが安心です。
これがコンテンツが増えて「この道で食っていく」となると、
その時にはティーチャブルがいいとなる。
ここは戦略的に考えるべきなので私たちはこの「出口戦略」をどうするかをプランニングしますが、もし個人でオンライン講座をやっていきたい人はまずUdemyに挑戦してみるといいでしょう。
日本語のサポートがつきますし、何しろ無料で講座を販売できます。
知的財産収入への道。
これはもう印税収入のような「知的財産収入」ですね。
先に制作して一生売り続けれるわけです。
月に20本程度売れる20,000円の講座を10種類持っていたら、
400,000万円 / 月 になります。
毎月1種類の講座を1年間リリースし続ければ、1年後には12本。
2年後には24本となります。
その中に先程の例のようなヒット講座が出れば、月に20本なんてもんじゃないのですね。半年で1,000本という実績もザラです。
これは自分の経験やノウハウを、
それを知りたい人に教える知的財産ビジネスです。
まだまだ講師の数はガラ空きです。
これから一気に増えていくでしょう。今だからチャンスなのです。
ぜひお互いにノウハウ共有して一緒にオンライン講座ビジネスを展開していきましょう!!
ということで、
今日は最後が叫び的な感じになってしまいました(笑)
これ、ホントにチャンスだと思うんですよね。
ついつい力が入ってしまいました ^^;
では今日はこのへんで。
またお会いしましょう!