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ブータンへの行き方

2週間前に新しい方針がブータン側から日本に連絡が届いた。
その連絡によると、9/23までは観光では入国できない。

先に説明すると、ブータンは隔離(コロナ対策)が今はない。

コロナ禍より前から色々な行き方があるが、基本はバクコク経由が良い。その方が値段も比較的安いし、羽田からも関空からも飛行機が出ているので、日本からバンコクまで1日あれば、乗り継ぎで少々手間がかかってもバンコクからパロにいくことができる。

普通、バンコクからパロへのフライトは週2〜3便。

9/23からスタートする方針は、ちょっと状況が変わりそうであるが、本当にスタートするかがわからない状況でもあり、少々フライング気味だが以下に変更点を述べる。

パロ空港の様子

今回の変更点

今までは
お一人 1日最低250ドルが税金で必要となる。
そこに現地ガイド、車、ホテル、食事つくが、このルールが撤廃される。


9/23からの方針は
入国するために1日200ドルの税金でサービスはなし。その代わり、旅行は自由になる。

ただ、
支払い方法とビザの関係が今わかってない。

未定の部分

●支払いについては、
今までは現地の旅行会社を通していたが、これからはどうなるかわからない。
もしかしたらインターネットで決済になるのか、カード決済なのか。空港払いなのか。これが未定であり、ブータン側の連絡を待たなければならない。

●ビザについては、
今までは1週間程度で取れてたものが、今回の方針改訂によって、ビザがいつ取れるかがわからなくなる。

長期滞在の場合は他のビザ(就労支援とか、留学とか、現地の人から聞いた方がいい)が必要なので、普通の旅行的な工程なら

ワクチンについて

ワクチンは打ってなくても入国可能だが、出発前の陰性証明書がいる。※これは変わる可能性はある。

ブータンの山々と、ゾン、僧院の風景

そもそもブータンとは

ブータン王国(ブータンおうこく、ゾンカ語: འབྲུག་ཡུལ་、英語: Kingdom of Bhutan)、通称ブータンは、南アジアに位置する立憲君主制国家。17世紀ごろに成立。

国教は仏教(ドゥク・カギュ派)、あるいは南ドゥク派(ロ・ドゥク派)。

首都はティンプー。北は中国、東西南はインドと国境を接する。

民族はチベット系8割、ネパール系2割。公用語はゾンカ語。


もともとの歴史を辿ると、サンスクリット語の「ボット(チベット)」と「アンタ(端)」の合成語「ボッタンタ」が、転訛したもので、「チベットの端、チベットの国境地方」の意味になる説や、サンスクリット語で「高地」を意味する. 「ブーウッタン(Bhu-Uttan)」に由来する説など諸説ある。

古代チベットの王ソンツェン・ガンポがチベット初の統一王国(吐蕃)を樹立してチベットに初めて仏教を導入したが、その影響下で現在のパロの地域に2つの寺が建てられることになった。(クチュ・ラカンとジャンパ・ラカン)

※有名なソンツェン・ガンポは後世の人間による尊称であり、本名はティ・ソンツェン(ཁྲི་སྲོང་བཙན།、khri srong btsan)

その後、パドマサンヴァヴァが密教を伝えている。(一般的にはニンマ派ということになっている)


17世紀ごろ、ペマ・カルポのトゥルクによるガワン・ナムゲルがブータンに逃れてきたことによってブータンの原型が形作られることになる。それまでのブータン地方にあったカギュ派の仏教寺院がバックボーンになったとも言われている。

左:パドマサンヴァヴァ 右上: ガワン・ナムゲル

20世紀に入り、文化大革命(中華人民共和国で1966年から1976年まで続き、1977年に終結宣言)によってチベット仏教文化圏の諸民族が弾圧されたが、

ブータンは国家として独立を守り抜き、社会的・経済的にも外部からの圧力に屈することなく今に至っている。

最後に

今の季節はまぁモンスーンだが、9月、10月は乾季なのでちょうどいいかもしれない。ただ、日中と夜の寒暖差は激しいし、ゴの内側に色々着込むなりできる準備は必要だし、現地の知識をいろいろと下調べしておくことは無難。インドからのフライトや陸路からの入国もありだし、いろんな入国方法があるから、好きな行き方で行けばいいと思うが、まぁ方針が改訂された後の自由な旅行はメリットなので、情報共有としてnoteに投稿させていただいた。


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