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(2/3)プロジェクトの不確実で不安を生み不眠になりそうなことへの向き合い方

ブログに書かれていること

  • 不確実性の向き合い方

  • 未来の不確実性

  • コミュニケーションの不確実性

不確実性の向き合い方

前のブログでプロジェクトで不確実なことはあるんだよということを書きました。

向き合い方を考えたいですね。


不確実性には2種類に分類されると思います。

  • 未来の不確実性

  • コミュニケーションの不確実性


未来の不確実性

未来の不確実性とは、自分が持っているタスクが来週までに終わるのか!などです。

この時大事なことがとりあえずやることです。


理由は、スケジュールに間に合うかを不安にさせている不確実なことは実際にやらないとわからないからです。

新しいことには必ず不確実性があります。

その不確実性をいかに早く理解するかが、不確実性を確実なものに変えていくのに大事だと考えています。


不確実性の向き合い方にはさらに2つあります。

  • 自分でコントロールできること

  • 自分ではコントロールできないこと

ここでとりあえずやる部分は「自分でコントロールできること」です。

「自分でコントロールできること」とは、例えば資料を作成するなどです。

「自分ではコントロールできないこと」は、例えばその資料を上司が見て承認するなどです。


ただ、自分ではコントロールできないことを確実なものにするために承認された資料を参考にする・事前に資料のイメージを擦り合わせておくなどできます。

整理すると結構「自分ではコントロールできないこと」をコントロールするために「自分でコントロールできること」があります。


成果物を作成するために何をしないといけないかわからない・誰が関係者になるのかわからない場合はPFD(プロセス・フロー・ダイアグラム)が参考になります。


コミュニケーションの不確実性

仕事をする上で、自分一人では完結しないことが多いです。

自分が言ったことを相手が理解してくれるか、やってくれるか、成果物は自分がイメージしていたものかには不確実なことが含まれています。


大事なことは、未来の不確実性と同じように

  • 自分でコントロールできること

  • 自分ではコントロールできないこと

にわけて、自分でコントロールできることを実行していくのみです。
コミュニケーションの不確実性をなくすには、

  • 相手との情報の量を一緒にする(情報の非対称性をなくす)

  • 相手の都合を理解する(限定的合理性)

が大事です。

例えば、経営陣から
「売上が今月きつくて、このままだと事業存続が厳しいから、来月までにこの機能を追加したい」

と言われて、PMが開発チームに
「来月までにこの機能を追加したい」
とだけ伝えると、開発陣はびっくりして反発するでしょう。

この場合は、

  • 経営陣・開発チームとで情報の量を一緒にする(情報の非対称性をなくす)

  • 経営陣・開発チームの都合を理解する(限定的合理性)

が大事になってくるので、現状をありのままに開発チームに話して(情報の非対称性をなくす)経営陣と開発陣の事情を理解して(限定的合理性)新しい機能の中でも大事な部分を擦り合わせて現実的な開発をチームと一緒に考えることができそうです。

と理解はしつつ、現実は難しいもので自分も試行錯誤中です。

このブログは『エンジニアリング組織論への招待』を読んで、自分なりの解釈と仕事への活かし方を書いています。


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