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『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』をよんでみて
こころは複雑だ。時間をかけて向き合っていこう。
というのが著書をよんで感じたことです。
以前のnoteで反応しすぎずに生きることの学びを書きました。
自分の感情や気持ちをラベリングすることについて書いていました。
そのラベリングのいくつかの種類がこの著書に書いてあったと思います。
補助線について
気持ちは白黒つけられるほど単純でなく、色々なことが重なっていまの気持ちになっています。それを理解するために補助線というもので気持ちを分けて、分かりやすくしています。
馬とジョッキー・働くことと愛すること・シェアとナイショ・スッキリとモヤモヤ・ポジティブとネガティブ
この5通りを例に気持ちを分けて、理解しやすくしています。
「分けることは分かること」は有名な言葉ですが、気持ちでも分けてラベリングして、わかることが最初は大事なのだなと思います。
仕事をする上でも、一番最初に現状把握・可視化・理解を丁寧に行うことで、仕事の8割が終わると思っています。
自分の気持ちや思いや悩みに向き合うにも最初はわかることが大事なのですね。
時間をかける
そんなこと言っても、誰かに裏切られるのは辛いし、期待通りにいかなければ悲しいため、いきなり気持ちを分けて、分かることはできません。
焦って自分の気持ちに答えを出して、
「あの人が悪い」「運が悪かった」
と、何かに白黒つけて判断するのではなく、何かモヤモヤするのであれば時間をかけて理解していくのが良いのですね。
人間はとても複雑で気持ちもとても複雑なので、時間をかけてむきあっていくのが大事であると改めて気づいた一冊でした。