見出し画像

 なんでしょう。  
平穏の中に埋もれてしまいそうです。
小説の構想など、微塵も浮かびません。
昨日、夢で見た構想は、タイトルといい、とてもしっくりきたのですが、目が覚めたら、跡形もなく忘れていました。

マフオ

 マフオのお散歩は、このところ、ほとんど私のお散歩です。
下に降ろすと、ヨチヨチしながら、銀杏の落ち葉を食べまくるんです。
サラダバーとでも思っているのでしょうか?

 今は陽が落ちるのが早くて、夕方になると寒いから、用事が無ければ3時半くらいに散歩に出ます。
マフオがくわえた銀杏を取ろうと奮闘していると、子供たちが集まってきます。
ヨチヨチしてるから赤ちゃんに見えるのか「かわいい! 触ってもいいですか?」と今日も女の子が3人・・・。
「どうぞ! でも上からだと怖がるから、しゃがんで、下から手出して見て」「わかりました」 
そしたら1人が、お尻をしきりに撫でてます。
「えっ!そっちの下からにしたの?」
というとキャッ!キャッ!と大はしゃぎです。
「おじいちゃんだから、やさしくしてあげて・・・」というと、みんなに撫でまわされて、マフオはヨロヨロしながら、目を細めています。
なんだか嬉しそうです。
男の子たちも、集まってきました。
1人の子に「慣れてるね 家でも飼ってるの?」というと「うちは、猫とハムスターいたけど、ハムスターは死んじゃった」
「うちはかめ!」「えーかめ1」
「みんな何年生?」「2年でーす」
みんな可愛くて、元気です。

 マフオは最近人恋しいのか知らない人にもすぐにすり寄っていきます。
立ってる為に寄りかかっているだけかも、しれませんが・・・。
私は、念願だったピタッと抱きしめて顔をくっつけて寝るのが、最近達成できて、夢のようです。
ジャックラッセルは、運動能力の高い狩猟犬です。
プライドが高くて、人に媚びないという特徴があって、抱きしめるなど、一生無理かと思っていたので、至極、幸せでした。
犬には犬の年の取り方があって、変わっていくのを見てて、凄いなと感慨深いです。

 おしまい

           ナカムラ・エム



いいなと思ったら応援しよう!