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芸術の秋のはずなんだけど

 いつも行ってる図書館が、改装の為に2月まで閉館です。
仕方がないので、比較的に近い違う図書館に行ってみました。
中央図書館がいかに充実していたのか、解りました。
特に文学に関しては、蔵書も少なくて、ほとんどが文庫本でした。
検索機も無ければ、自動貸付機もありません。
古いまま動きのない蔵書が、満載でした。
むしろ、こちらを改装するのが先ではないかと思いました。

それならと、三島由紀夫の『金閣寺』や、太宰治の『斜陽』などの有名な所をもう一度読み直して見ようと思うに至りました。
中、高のどちらかで、読んでるはずですが、全く覚えていません。
少し前にカミュの『異邦人』は読み直しました。
異邦人では、この殺人をしてしまったフランス人の死刑になるまでの心理が
詳細に描かれています。
今回は、カメル・ダウトによる 『もうひとつの異邦人』といって殺されたアラブ人家族から見た『異邦人』も読むことで、少し深く掘り下げられた様に思います。
『金閣寺』も、やはり名作だけあって、その表現の意外性だったり、感銘を受けるところ、多々あるのですが、ストーリー展開がゆっくりで、内的だったりするので、ついつい睡魔に襲われてしまいます。
これ、読み切れるのかなと思っています。


アニメ動画

 最近アニメの世界観が少し変わったのかなと思ってます。
『僕のこころのヤバイやつ』これは中学生の恋心を描いているのですが、今までこの手のアニメの主人公は、積極的ではなくてもかっこいい男子でした。 
この設定は、陰キャの男子と、陽キャで天然の大人びたかわいい女の子です。  女子山田は明らかに市川が好きなのに、市川はそんな訳ないと、疑り深く、なかなか心を開けません。   その恋心と防御のせめぎ合いがとっても可愛くて、とても楽しく見させていただきました。

『ダンダダン』は霊媒師の家系に生まれた女子高生のモモと同級生でオカルトマニアのオカルンが、霊的なものと戦うはめになります。
モモが、クラスのいじめっ子から、オカルンを助けたきっかけで話すようになります。    これもモモは活発でアクティブなのに対して、本名、高倉健のオカルンは、オカルト好きの陰キャです。
絵自体にも、力強さがあり、独特の世界観でおもしろいです。
その他にも『来世は他人がいい』『合コンに行ったら女がいなかった話』なども面白いです。  どれも相対的に女に主導権がある感じがしました。
後、感受性の鍛えられた陰キャの底力みたいなものも感じました。

金閣寺読みながらこのアニメ? と多少分裂症みたいですが、少しアニメの世界観の変化を感じたので・・・。

秋ドラマ

今季ちょっと視点の変わった面白いドラマが多いですよね。
そのなかでも2つ取り上げると1つは『ライオンの隠れ家』です。
まず、坂東龍汰さんの自閉症スペクトラムのみっくんの演技が凄いです。
そこがなかったらこのドラマは成り立ちません。
こうして、家族で助け合って生きてる人がいるんだなあと思います。
ライオンが加わることで、化学反応を起こしてゆく三人が、見ていて微笑ましいのですが、事件性もありそうで、どうなっていくのか、目がはなせません。

2つ目は『モンスター』です。
リーガルのドラマという点では、珍しくはないのですが、趣里さん演じる亮子は高卒で司法試験に合格したというだけでもレアですが、その着眼点が変わっていて、あらゆる角度から、問題に向き合います。
するどい洞察力で、ジェシー演じる先輩弁護士、杉浦を唖然とさせながら、うまく転がしているのが、痛快です。

この他にも、今季は面白いドラマ多いと思います。

ミュージックビデオ

 IMPの『BAM   BOO』がダンスと映像が凄く新鮮で、何度もリピートしてしまいます。

以上私の独断と偏見でした。
よければ一見してみてください。
残念なのは、最近心を打つBLに出会ってません。
なので、過去の名作を振り返っています。
『天城くんと高良くん』は当初理解に苦しんだ高校生の会話が、ちゃんと理解できて、改めて作品の暖かさに触れることができました。
芸術の秋ですから、美術館にも行きたいですね。
吞気で、失礼しました。

     おしまいです。    ナカムラ・エム





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