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Lyrics #33 命賭す料理人

秋田市に転勤した 2年目のことだったと思う。
アパートに帰る途中に、ポツンと小さな小料理屋が開店した。ひっそりと。

その店の料理人が際立っていた。40歳前後の男の人。
ひとりでその店を切り盛りしている。
毎日、品書きは 3コースくらい。二品、三品、五品のコースだったと思う。
全く、一言もしゃべらず、黙々と客に料理を出していた。

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