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【廃品工作】

梅雨で幼稚園ご自慢のお庭で遊べないこの時期、幼稚園では「廃品工作」が始まります。各ご家庭から牛乳パックやプリンの容器、ヤクルト等の容器をご寄付いただいて工作をするのです。

 そんな楽しい工作の時期、たかちてんていが事務所で「ぬぼ〜」っとしていると職員室の方から大きな歓声が聞こえてきました。「なんだなんだ?」と席を立ち隣の職員室を覗いてみると、そこでは先生が鼻の穴をふくらませて、なにやら年中さんに作ってあげていたのです。

 それはラップの芯とヤクルトの容器、そしてトイレットペーパーの芯で作った工作です。さてここで問題です。先生は何を作っていたのでしょうか?

1:望遠鏡
2:鉄砲
3:剣






正解は 2:鉄砲です。

お友達は先生に廃品鉄砲を作ってもらおうと、長蛇の列をなしております。ただの廃品が先生の手の中であっという間に鉄砲になっていきます。その様子を見ているお友達の目は「キラキラ」と輝き「ボクにも作ってー!!」ってそれはそれは大騒ぎ。できあがった廃品鉄砲を手に今度は目を「ギラギラ」と輝かせて「格好いいなぁ。バンバン!」なんて教室へ戻っていくのでした。

 こんなに格好いい鉄砲を持っている年中さんを見た年少さん。お兄さん達が持っている鉄砲に、年少さんの口からはよだれが出てきそう。そこで、年少さんも先生に鉄砲を作ってもらおうと、皆事務所へ駆けていくのでした。

 そんなわけで今日の先生は耳から煙が出るくらい忙しい鉄砲屋さんになり、たかちてんていはすっかり撃たれ役の悪者キャラになってしまうのでした。

 ということで、只今ラップの芯が断然不足しております。皆さん捨てないで幼稚園に持たせてくださ〜い!
【2005.0706】

いただきましたサポートは、子ども達の為に使わせていただきます!