なかむ

他愛もないことをつらつらと呟きます

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最近の記事

異文化交流をしたければ西成へ

世間の人々が大阪と聞いて真っ先に思いつくのが、通天閣やえびす橋横のグリコの看板だろう。大手マスコミ(テレビ、雑誌、新聞、ラジオなど)が大阪のイメージ像としてこれらの観光スポットを大々的に報道したことにより、人々の頭の中にはすっかりこれらのイメージが定着してしまった。 地図を見ると、通天閣のある新今宮と戎橋のある心斎橋はさほど距離が離れていない。歩いても30分で着く距離にある。そのため、効率的にミナミの観光スポットを周ろうと考えて難波や新今宮周辺に宿を取る外国人観光客は大勢い

    • 旅と老化

      自分は放浪癖のある人間である。どこか一か所に腰を据えて長く生活するのが苦手で、ところ構わずフラフラとあてもなく彷徨い歩くことを好む。自分のことを知っている人が誰もいない空間で生活することは、自分の心にひどい安堵感と高揚感をもたらしてくれる。逆に自分のことを知っている人たちで構成された世界に身を置くとなれば、強い恐怖感と焦燥感を味わうことになる。 自分はただ色々な場所で多彩な景色を見てみたいという願望があるのではなく、他人と円滑に交流することができないからこうしたライフスタイ

      • 無職になれば何でも好きなことができるわけではないという話

        普段、仕事に追われていると、やりたいことをやる時間がない。色々とやりたいことはあるのだけど、時間がないからそれができない。あーあ、仕事さえ辞めれば時間が山のようにできるから自分のやりたいことに最大限に時間を使えるのに、とヒトは屡々考える。 しかし、本当に時間がないことが問題なのだろうか。時間がない中でもスケジュール管理やタスク管理をうまく行うことで、やりたいことに時間を費やす時間を捻出している人もいる。 現代人の多くは、どこかの会社に所属して会社員として働いている。会社員

        • 守りに入りすぎると他人が自分の世界から消えていく

          引きこもりやニートの人たちにおすすめのできる書籍がこちらの一冊である。橋本治が書いた本の中で、読んだことのある書籍としては、かけこみ人生相談や恋愛論などがあるが、本書はそれらの中でも、もっともおすすめのできる書籍であるといえる。なぜおすすめできるかというと、当事者のだれもが自覚しているけれども、そのことを認めないように目を背けている部分を的確に見抜き、彼らの抱える問題に光を当てて問題提起したからだ。ひきこもりやニートたちの内面世界はどのように動いているのかをうまく表現したのが

          あまりお金がない時のおすすめの時間の過ごし方

          鉄道旅&散歩 各鉄道会社は1日乗り放題切符というチケットを販売している。それもそんなに高くない値段で販売しているので、とにかく何も考えずにいろんなところに行ってみたい人や勝手気ままに旅をしたいと考える人には、うってつけのチケットである。この切符を手に入れて、気に入った駅で下車して辺りを所構わず歩いてみよう。そうすると、この街はこういう場所だったのかと新しい発見がある。そうした発見の蓄積によって良いアイデアが生まれたりもする。だから、1日乗り放題切符を買ってひたすら電車に乗

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          上野とゲイ・タウン

          上野に対するイメージ  東京のホームレス街と言えば、どこをイメージするだろうか。新宿中央公園や上野公園に群がるホームレスの存在を知っている人からすれば、新宿と上野の名を挙げる人が多いのではないかと思う。  上野という街に対するイメージは、受け取り手により千差万別である。ある人は文化資源が潤沢な街であると主張するだろうし、また、別のある人は、路上で生活する貧困層が多い地域であると主張するだろう。このように、ひとくちに上野といっても、様々な顔を併せ持つ街である。文化や芸術の街であ

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          社会が個人に要求する水準によって発達障害や境界知能という言葉が生まれる

           発達障害や境界知能と言う言葉を最近ネットでよく見聞きする。これらのことを認識したタイミングとしては、学校生活から社会人生活へと移行する時である場合が多いように思われる。つまり、学生から社会人になって初めて問題が顕在化するのだ。  それではなぜ学生のときに問題が顕在化しないのだろうか。何らかの特性によって社会生活を送ることに支障があるのであれば、学生時代にそのことに気付いてもよさそうであるが、何故気づかないのか。それは学生時代には自分の問題だけで物事を処理することができるか

          社会が個人に要求する水準によって発達障害や境界知能という言葉が生まれる

          精神の豊かさなくして生き甲斐は感じられない

          「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という言葉がある。古代ローマ時代の風刺詩人かつ弁護士であるユウェナリスが残した言葉だ。この言葉は一般的に「健全なる精神は健全な肉体があって宿るべきもの」だと解釈されているが、実際の意味合いは少し異なる。ユウェナリスは「健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである」ということを主張したかったみたいだが、現代では間違った解釈がなされている。ユウェナリスの伝えたいとする主張が一般大衆に一向伝わらず、むしろ誤って解釈されるとは何とも皮肉な話だ。

          精神の豊かさなくして生き甲斐は感じられない

          ごく当たり前の日常を送ることの難しさ

          最近、ツィッターで新しい肩書を目にする機会が増えた。○○ライターや○○ブロガー、アフィリエィト等、かつては職業として成立しなかったものが、職業として成立する時代になった。現代を生きる我々はネット中心に生活が回っており、今ではネットの存在は我々の生活に必要不可欠なものとなった。こうしてみると、私たちは激変する社会の中を生きているのだと痛感する。  ツィッターを見ていて特に目に付くのが、意識の高い、成長意欲に溢れる人たちだ。彼らは成長志向がとても高く、一日に何十ツィートするとか

          ごく当たり前の日常を送ることの難しさ

          自意識が偽の自分を作り出す

           街を歩いていても、電車に乗っていても、自意識を感じずにはいられない。気づくといつも自意識を感じている。自分に意識を向けるつもりなど微塵もないのに、無意識のうちに自分に意識が向いていて物事が蔑ろにされている。これは如何なものか。特に人混みにいるときや人前で文字を書く際は、緊張や不安の感情に襲われ、一気に大量の汗が吹き出してきたりもする。そして、不安や緊張している自分に気を取られ、そのことについてばかり考えてしまう。  僕は人一倍理想が高い人間で、いつも理想の人間像を頭の中で

          自意識が偽の自分を作り出す

          週刊NBA

           明日からNBAファイナルが開幕。今年のファイナルの組み合わせは、ウォリアーズ対ラプターズに決定しました。ウォリアーズは5シーズン連続でのファイナル出場、ラプターズはカナダ勢初のファイナル進出と、手に汗握る攻防戦が予想されます。  ウォリアーズが優位と見ていますが、ラプターズにも十分チャンスはあると思います。個人的にはラプターズに優勝してもらって、ウォリアーズの王朝時代が終わって欲しいと考えていますが(笑)。どうなることやら。  今週のMVP 1.今週、最も活躍した選手に

          本当の自分

           飲み会が苦手だ。飲み会に参加していると本当の自分が分からなくなる。一人の自分がいる一方で、もう一人の自分がいて、頭の中に二人の自分が同居しているような感覚。自分が自分を操る、まさにそんな感じ。自己を見失い、精神が激しく消耗されるのが飲み会である。  関西の大学に入学したての頃、関西出身の友達からこんなことを言われた。「おまえさぁ、愛想笑いやめぇや。自分の感情を偽って無理して笑ってるのバレてるねん。相手を不快にさせたくないのか、相手に嫌われたくないのか、相手に良い印象を与え

          本当の自分

          内面の投影

           空の色は毎日異なる。燦然と光り輝く快晴の日もあれば、黒い影を帯びた曇り空の日もある。  空を見上げている内に、空は自分の内面を投影しているのではないかと考え始めた。  ハッピーで幸せな感情に包まれていれば、外の景色は、一点の曇りもない青空が広がる。暗鬱としたネガティブな感情で心が溢れていたら、土砂降り模様を示す。あるいは、今にも雨が降りそうな険しい空模様がそこには広がるだろう。  ワクワク、ウキウキ、ハッピー、憂鬱、憂愁、激情、悄然、哀訴、閉塞感、焦燥感、空虚感、虚無

          内面の投影

          時間の使い方が人生を左右する

           1日は24時間。これは誰しも平等。あれもやりたい、これもやりたいと言っているうちに1日が過ぎていく。  時間には限りがある。だから、やりたい事をすべてやり切るにはやらないことを先に決めると良い。何をするかは、何をしないかを決めること。物事に優先順位をつけて優先度の低いものを削る。やらなくていいものに費やす時間を削って、やりたいことをする時間を捻出することで、やりたい事にフルコミットできる。時間の使い方をシンプルに考えれば、生産性が上がり、それなりの成果が得られるだろう。

          時間の使い方が人生を左右する

          弱さを受け入れ、強みを武器にする

           弱点を克服すべきという考え方が嫌いだ。人それぞれ個性がある。それ故に一人一人能力が違うのだから、出来、不出来もそれぞれ異なる。ある人にできることがある人にはできないといったことはよくある話だ。  できないところをできるようにしようとする考えが蔓延しているのは、学校教育の影響が大きいように思う。「苦手なことにもチャレンジしよう。できないことをできるようにしよう」。こんな教育を受けて育つと、個性が活かされない。それぞれの能力に合わせた教育をすればいいのだけど、現状それは難しい。

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