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听写レビュー・街なかの中国語シリーズ

听写いろいろやりましたが、なかむら1番の推しはこのシリーズ。

結論:中級編のpart2は必須でやっとけ。中級者も上級者も、今すぐ神保町に買いに走れ

日本では東方書店さんから「街なかの中国語」として。大陸の原著は「原声汉语」各巻。

シリーズは初級、中級、上級の3部作。
なかむらは好きすぎて中級/上級を2周しました。

普通のテキストとは違い、ガチの中国語会話とかインタビューが収録されていて、「聞き取れない」を楽しむ教科書となっております。

労力とコスパの面で听写には抵抗がある人も、听写はしないまでも、この教科書は一回やっといた方がいい

穴埋めとか、選択式の練習問題とかあるから、普通のテキストでやるような形で。

今回は3冊それぞれ書いてきますね。

初級編:街なかの中国語
耳をすませてリスニングチャレンジ

原著は原声汉语-初级实况听力教程な

対象:初級〜中級
初級レベルを終えた人むけ。中級に差し掛かったか、「わたし中級者です」くらいの人に。

初級とは言いながら、初級の段階でこれたぶん聞けない。文法も単語も、難しくないのに、難しい。

内容は所謂ザ・日常会話。挨拶とか、買い物とか。
全30課。ボリューム的にも手頃だと思う。

現場で収録した、というよりは「現場で収録した“風”」くらいなので、音質でストレスを感じることもあんまない。

ある程度勉強した上で、これから中国に赴任するとか、これから留学するとかの人はやっといた方がいい。

現地に行ってから、(学校で習った中国語じゃない…)って震えなくて済むかも。

中級編:街なかの中国語 Part2
インタビュー・テレビ番組のリスニングにチャレンジ!

原著は原声汉语-中级实况听力教程

対象:永遠の中級者〜上級者
なんか最近伸び悩んでるなぁ、とか、さらに中国語の力を伸ばしたい!とかの人向け。

インタビューとか、語りとか。全6単元×8段の48課。盛りだくさん。すげぇボリューム。

なかむらが一番やって欲しいのがこの中級。激推しです。買え。(できれば店で買え。)

中国語でドラマや映画が見たい!ってきっかけで中国語勉強しても、正直、実際なかなか無理じゃん。(無理だよね?)

そういう人がこの本きっかけで、リアルな中国語が聴けるようになってってほしい。

ただ音質は悪い。ノイズも背景音もバンバン入ってて、听写やっててその辺のストレスはかなりある。負けないで!

街なかの中国語 Part3
話し手の意図・主張の聞き取りにチャレンジ

原著は原声汉语−高级实况听力教程

対象:上級者の物好き
正直、この3巻までやる必要はない
2巻をやった上でまだやりたい人、物好きな人がやればいい。2巻より若干難しいとはいえ、ここまで来るとそう変わらんというのも本音。

やると(すっごく🥰)おもしろいんだけどね。

これも全48課、ボリュームたっぷり。

3巻では方言とか、子供〜じじばばとか、乡镇の人とか、クセのある人のクセのある中国語を含め、多様な中国語がたっぷり聴ける。(ノイズも酷い。)

インタビューを収録したテキストは他にもあって、例えば「生録中国語」は世代幅的にも,方言的にもクセが弱くて物足りない。

でもこの本はまじで遠慮ない。
これはいっつも言うんだけど、「病気で声帯を失って、食道発声をマスターして声を取り戻した人の中国語」とか。

逆にHSKとか、試験を念頭に勉強したい人とかはやんなくていいです。時間も労力も勿体ない。
試験の勉強しなさい。

原著 原声汉语について

黒い人が福山雅治に見えてきませんか

なかむらは俄然日本語版「街なかの中国語」を薦めます。

「大陸にいて原著しか手に入らない」とか、このテキストが好きすぎてコレクションアイテムとして持っておきたいとか(だれ👀)でない限りは、原声汉语を買う必要は全くない。
現地で買うとかなり安いんだけど、「街なか〜」だって高くないよ。3000円で、日本語訳ついてこのボリュームだもの。

参考リンク集

東方書店さんの公式はこちら↓
見本も見れるし音も聴けるアルヨ

記事内で触れた「生録中国語」レビューはこちら↓


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