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听写レビュー:読む聴く覚える2500
なかむらです。大学入試は速読英単語でした。
ずいぶん前に听写したHSK6級 読む聴く覚える2500/東方書店のご案内。
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激推し
東方書店やってくれたわ感。ネイティブの生の音なら「街なかの中国語」、きちんとした普通话なら「読む聴く覚える」。双璧を成す、ですよ。
ボリュームがえぐい
72篇ってやばいです。これで3300円て。毎日やっても72日。音読とか諸々込みで2,3日に1本、半年くらいかけてもいいんじゃね。
1篇あたりの分量もちょうどいい。長すぎると心折れるし、短すぎても物足りない。「このくらい」。
単語チョイス
HSKの要綱準拠で、ちゃんと選んでくれてるんですよね。試験に寄せすぎるのは…とか思いそうだけど、6級の単語ってやっぱちゃんと覚えておくべき単語か、見たことがあるべき単語で。
「聴読中国語」の上位互換
文章の中で単語を覚えよう、ってのがすごい好きで。で、大学入試の英語では「速読英単語」を使ってたの。何回も開いて、音読して。
中国語でそれに代わるようなものないかな〜で、同じようなコンセプトの本で「聴読中国語/東進ブックス」ってのがあるの。これがねー。
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レベルが絞りきれてないと言うか、〜HSK5級くらいの単語でやってんだけど、広げすぎというか。幅広いレベルを対象にしすぎていて、どのレベルの人にとっても、バシッと合ってこない。そして何より文章がつまんない。
じゃあ読む聴く覚えるはどうかっていうと、対象が明確。HSK6級を目指す/持ってる、くらいの人、即ち永遠の中級者として彷徨う我々が、そのあたりの単語を覚える、或いは取りこぼしを拾うのにちょうどいい。
もう一冊、少しレベルを抑えた(と思われる)HSK5級 読む聴く覚える1300って本があるんだけど、これもたぶんそんな感じなのかな。ごめん、听写してないしわからん。
読め、聴け、いつのまにか覚えろ
単語や文法は知ってるけど、リスニングになると聴けない、みたいなお悩みよく聞きます。
そこにこの本ですよ。何度も聴いて、听写して、何度も音読してくださいよ。あのボロボロになった速読英単語、ボロボロになったDUO、まだ持ってる?なかむらは持ってる。そのくらい繰り返していいよ。
いつも言うんだけど、言語学習って、覚えて、忘れて、覚えて、忘れて、でもその残渣が頭の中に積もってる、積もった残渣が力で。
単語は一対一対応じゃなくて、意味はわかるけど、言語なのにうまく言語化できないって状態になるのが定着、だと思うのよ。それが目指せる本だと思う。
仕上げに翻訳までやってもいい
文章が多岐にわたっておもしろいので、翻訳の練習してもいいと思うよ。先生いなくて添削受けられなくても、日本語訳を参考にしながらでも。
公式はこちら↓ページサンプルも音声サンプルもあるでよ🤤