モチベーションを保つにはどうしたらいいですか
Xで公開してる「マシュマロ」に頂いた質問から、答えが長文になったのでこちらに編集して載せときます。
同様の質問をもらった時のショートカットとしても使えるように。マシュマロ/Xでは書けなかったことも加筆修正しつつ。
モチベーションで勉強するな
モチベーションの件、これはなかむらがこれまでもずっと言い続けてるんですが、「勉強をモチベーションでやるとしんどい」です。
モチベーションに頼らずに学習することを考えてください。
①外国語学習はウンコだ
中国学習を「毎日当然やること」と考え、習慣化することです。学習は食事であり、ウンコであり、歯磨きであり、お風呂なのです。
やりたいやりたくないは関係ありません。そういうものなのだと考えましょう。
習慣づくりは簡単な所から
とはいえ、気合いで「えいやっ」と習慣を変えるのは難しいものです。徐々に徐々に、少しずつ作って行かなければなりません。
ランニング初日に10km走ったら、次の日は体が壊れてるか、嫌になってるかどっちかです。ランニングを習慣にするには、近所の公園までの散歩を続けることから始めます。
過負荷×漸進
身体トレーニングの原理原則で
「過負荷の原則」
ある一定以上の負荷をかけないと効果はないよ。
「漸進性の法則」
負荷は少しずつ上げていかないと効果はないよ。
というのがあるんです。
じゃあどんくらいの負荷をかけたらいいかっていうと、「最低、全力の6割」。
で、トレーニングしてるうちに能力が上がってきて、「全力のキャパ」が広がってくるから、今までの負荷じゃ6割に満たないよ、負荷を上げてかなきゃだよ。
っていうのが漸進。これを語学にも取り入れましょうという話。
6割ならできそうじゃん。たぶん8割だと続かない。
例えば中作文を習慣にするなら
作文の練習を毎日しよう、これを習慣にしようと思ったら、私ならまず「造句」を1日1文、1週間やります。例えば辞書をパラパラっと開いて出た単語で文章を作ります。
1日に1つだけ。これを1週間、欠かさずにやります。もうちょっとやってみようかな、という気になったら、3つにします。
これを何週間か続けて、慣れてきたらアルクの「3行日記」買ってやってみましょう。
とはいえ、具体的な方法はまぁ人それぞれなので、あくまでも一例として、要するにここまででなかむらが言いたいのは、「学習を習慣にすること」「習慣を作るために、嫌にならない、壊れないペースで、のんびりじっくりゆっくりやること」です。
推薦図書
なんとなくそんなような話が書いてあった本を一冊置いときます。
「小説を書く時に、毎日決まった量を、淡々と、ルーティンの様に繰り返す」
「そのための体力と、淡々と継続することの大切さをランニングから得ました」
みたいな事が書いてあった気がする(確認してないけどそんな感じだったと思う無かったらごめん、でも面白いから読んで)。
②到達点と残り時間から逆算
もう一つの方法は、「到達点と期限を決めて、逆算して計画を立てること」です。
まず最初に、「1年後にHSK5級を取る」等と決めてしまいます。その次に、1年後に何ができてないといけないかを分析します。すると、9ヶ月後には、6ヶ月後には、3ヶ月後には…と、中期的に何ができてないといけないかが必然的に決まります。
計画→実行→検証→改善を繰り返し、淡々と、機械的に
1ヶ月後に何ができてないといけないのか、この1週間に何をしないといけないのか、それを達成するために今日何をすべきなのかを、細かく、具体的に、計画を立てます。定期的に進捗状況を検証して、能力の向上が計画よりも進んでいるのか、遅れているのかを検討して、次のスパンの計画を弄ります。これを繰り返します。 PDCAとかいうんでしょ。コンサルっぽい、意識高いっぽい言い回しが鼻につくよね。そういうの嫌いなんだよね
この方法は決定事項と現実だけに向き合うことになるので、モチベーション関係なく学習を進めることができます。
一回やりきると自信になる。他にも応用が効くし。
でも、あんまコン詰めるのよくない🦊
これやると、「目標が達成された後」に燃え尽きるのよね。だから勧めない。
細く永く、ずっと続けるのが大切だと思うの。だから②よりも①を大切にしてほしい。
「とにかく、細く永く、無理のないように。心身を壊さない様に。」