日本の伝統的芸術、芸能、文化の素晴らしさを再認識。
先日、長男夫婦の長女ちゃん(要するに私の孫)の日本舞踊の発表会があった。
お誘いを受けていたのだが、このコロナ禍、多くの人が集まる場所に行くのは高齢者にはハードルが高い。
よってお断りすることに・・
数日後、写真とビデオが送信されてきた。
「テン・トン・シャン」の唄や音楽に合わせ、4人のお嬢様たちが、お顔を白く塗り、金糸、銀糸の豪華なお着物に身を包み踊っている。
その中央に、我が家のお姫様。
所作が美しく、目を疑うまでの上達ぶりに主人共々感嘆の声( ´艸`)
「これは凄い! 才能あり!」・・・
まるで孫ちゃんだけにスポットライトが当たっているいるかのよう・・
勿論、ジジ、ババだけにしか見えない幻のライト( ´艸`)
そんな、単純なジジ、ババの特性を理解しているのか
事あるごとに写真やビデオを送ってくれる。
踊りも然る事ながら
社中の方々の、お着物の美しさ・・
伝統的な絵柄は芸術そのもの・・
華やかさの中に凛とした上品な色使い
これぞ日本の宝・・・と感動
最近は成人式、卒業式でしか見られなくなった着物。
それも、コロナ禍でめったに御目見えする機会がなく寂しい限り。
着物の職人さんの自慢の作品が
何と、買い取り価格100分の1に満たない金額で売買される。
芸術的作品の着物が経済の渦の中では二束三文・・・
日本の伝統的価値がゼロ・・・嘆かわしい現実だ・・・
さすが、シニア
日本舞踊から着物にまで話が飛んでしまった💦
私も箏を始めてから数十年。
始めは「箏を習って」いたのだが・・
今の先生(レジェンド)に指導を受けるようになってからは
「箏を学ぶ」が相応しく
趣味で教室に通っていた頃とは、全くちがっていた。
一回のレッスンでの緊張感が半端なく
暗譜をしてレッスンに臨むのが当たり前の世界
「別に、箏で食べていくわけでもないし・・」と
逃げ道を探す事、しばしば。
しかし、先生の魅力と箏の奥の深さに魅了され今に至っている。
日本の伝統を絶やさぬよう日々精進している方々の努力は並々ならず
その厳しさが、魅力となり生徒が後に続くのだと実感。
特に子供の頃にお稽古をさせる場合は
一流の先生の元で指導を受ける事が大切。
やはり、一流の指導者はオーラが違う。
そして、生徒達のやる気が違う。
小さいながらも、先生や先輩に憧れ
「あーなりたい!」と思う気持ちが上達への近道。
伝統的な中にも時代に合わせた進化を続ける芸術・芸能の素晴らしさを再認識する今日この頃。
全く日本の伝統的芸能には興味のなった主人
何故か、最近
教育番組で歌舞伎、舞、和楽器、能を見ながら
「やっぱり、いいねー、伝統芸能は」と感心しきり。
「でも、長すぎて飽きちゃうよね」と私💦
確かに長い・・・・💦
歳を取ると、何かに急かされいる様で
なんとも落ち着かない気持ちになるのは私だけでしょうか( ´艸`)