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【綿町ダイアリー】#587 美味い珈琲を目指して

400文字の連載日記『綿町ダイアリー』✏︎ 姫路市綿町で、ブライダルプロデュース「スウィートブライド」と、カフェ「綿町珈琲」と、お見合いサロン「大人のための縁結び」を運営する中道亮のエッセイ的ダイアリーです。

珈琲道は奥が深い。

これで正解かなと思うところに辿り着いたけど
それは僕の独りよがりに過ぎなくて・・・

ここ2ヶ月ほど迷宮入りになっていた。

知り合いの焙煎所に今の気持ちを吐露すると
あるレシピを教えてくれた。

それは豪快なドリップだった。

半年ほど前に若いバリスタから
もっと豪快な淹れ方を教わったことがある。

それに比べると大人しく感じたけど
僕からすればそれでもそれは豪快で、
でもそれはとても理にかなっているものだった。

なるほどぉ・・・

そのレシピでドリップした珈琲は
お客様に出す商品として成り立っていた。

万人向けということだ。
言い換えれば、僕の味ではないのだけど・・

これまでの僕のドリップは
僕のその日の気分と好みで淹れてたから、
それがハマるお客様もあれば、
そうでないお客様も多かったと思う。

今、僕が目指してるランディングポイントは、
僕色があり、それでいて万人向けな珈琲。

でも知り合いの焙煎所のその豪快なレシピは
僕の脳を活性化し、少しずつモヤを消していく。

僕はそれをメモに書き、その数字を眺めていた。

あれ?
これってこうじゃないの?

僕はメモの上の数字を置き換えていく。

なんと、答えが見えた瞬間だった。
実際に淹れなくてもたぶんこれで正解だろう。

確信を持ってドリップする。

それはまさに僕の珈琲。
新しい綿町珈琲である。

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