【綿町ダイアリー】#99 茶道に学ぶ
もう20年になるかな。
結婚式の仕事に必要じゃないかと思い、茶道を習っていた事がある。
今回、ある本に書いていた茶道論にグッときた。
それは、こんな一節だった。
ーーー 飾らぬ心で
客人に心よりの敬意をもって
一服のお茶をふるまうこと
変わり続ける人と人との
二度とない邂逅に感謝し
おいしさと快適さと
あらゆる調和で客をもてなし
その日その時その縁に
真剣に向き合うこと
それがお茶の道です ーーー
当時の僕は、裏千家はこうだ、○○流派はこうだ、と形ばかりの所作を習っていたように思う。
だから全く本筋を理解できていなかった。
今、この一節を読んで、
僕が今、大切にしている珈琲道は、茶道となんら変わらないのだと気付いた。
どの道も所作ではない。心なんだと。
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