道徳マップやってみたいんだけど・・・という方のために
「道徳マップの基本的な使い方」を読んでいただいた方の中には、「よしやってみよう!」と思った方もいれば、「具体的にどうやったら良いの?」と疑問に思った方もいると思います。
そんな疑問の回答になればと、今回は、道徳マップを実践する流れについてお伝えします。
対象は若手教員や授業に苦手意識がある方を対象としていますので、ベテラン先生は自分事ではなく後輩教員をイメージしてもらえたらと思います。
道徳マップの3ステップ
道徳マップの3ステップ
STEP1:道徳授業で指導書を、道徳マップに書く
まずは、週1回ある道徳の指導書を道徳マップに書くのがオススメです。
初めてのことは、何でも時間がかかるし負荷も大きくなります。なので、最初は小さく週1回の道徳から始めていきましょう。
ですが、道徳の指導書は児童観に合わせた発問の加筆修正が必要です。
もし、その加筆修正が上手くいかない時は、先輩に道徳マップを見せながら相談するのが一番です。
STEP2:道徳以外の教科の単元を、道徳マップに書く
「そんな先輩いないんだけど」
という方は、その授業は今までと同じように進めて、指導書の次の授業を道徳マップに書いていきましょう。修正の必要が少ない授業であれば、道徳マップの効果を実感できると思います。
「いやいや、それでも道徳は一人じゃ難しいな」
という方は、道徳以外の教科を道徳マップに書いてみましょう。始めは自分が得意な教科が良いでしょう。まずは、単元全体の道徳マップを書いて、余裕があれば次の道徳マップや、1時間の道徳マップも書いてみましょう。
道徳マップを書く上で大切なのは、全体から細部へと作り込んでいくことです。
ですから、いきなり細かく書き込もうとせずに、ざっくりとした全体の流れから書き込んでいきましょう。
「どうしても書き込んでしまう」
と思う時は、時間を区切ってやってみましょう。15分で書く!と決めれば、最初で深掘りしては間に合いませんから、まずは全体の流れを書いて、その後に詳しく書く、というやり方が身に付いていくでしょう。
STEP3:行事等を、道徳マップに書く
もちろん、道徳を道徳マップに書ける方も、他の教科も書いてみて下さい。他には、クラスや学年、学校行事を道徳マップに書くのもオススメです。
道徳マップは流れを筆算する手法ですから、道徳だけでなく、どんな事でも活用可能です。ちゃんとやる、完璧にやる、を手放して、まずは手を動かして、道徳マップを1枚書いてみて下さいね。
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