自作指導書「あいさつって、いるの?」を、実際に授業してみた
道徳マップ研修用に作成した自作指導書ですが、実際に授業をしてくれた先生がいまして、この記事はその先生との対談をもとに書きました。道徳マップ活用のヒントになれば嬉しいです。
授業しようと思った理由
前から道徳授業準備で道徳マップを使ってはいたのですが、中島先生が作成した自作指導書「あいさつって、いるの?」を用いた「道徳マップの基本的な使い方」を読んで、「そうか、指導書ってこうやって使うんだ!」と衝撃を受けました。
「これ、ウチのクラスでやったらどうなるんだろう?」と、ワクワクした気持ちが強くなり、「これはやってみるしかない!」と中島先生や管理職に相談して許可をいただきました。
授業準備
自作指導書の内容は、「道徳マップの基本的な使い方」と変えていません。授業のイメージをしても、クラスの子ども達の反応は想像できました。
場面絵は、それっぽいイラストを印刷しました。
道徳マップについては、自分で手書きしました。内容は自作指導書と同じなのですが、やっぱり自分で書いた方が授業のイメージが高まりますよね。
実際の授業
実際に授業してみて、「あ、やっぱり中心発問で引っかかるのか・・・」と子ども達の反応を見て思いました。
ですが、自分でもびっくりするぐらいスムーズに、子ども達が求める説明や発問が出てきて、授業の流れが途切れず、子ども達も楽しそうに授業を受けていました。
特に、展後発問の「隣の人どうしで挨拶してみよう」のところでは、予定していなかった「まずは挨拶を返さないでやってみよう」という言葉が出てきて、驚きました。挨拶を返さない、から入ったので、挨拶を返す大切さを子ども達はより実感していました。
また、展後発問の最後に、これも予定していなかったのですが「やってみてどうだった?」と子ども達に問いかけたことで、終末発問でのワークをスムーズに書いていました。
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振り返り
自作指導書を用いた授業を行なって、授業準備の大切さを、改めて、というか、初めてくらいに実感しました。子ども達が授業を集中して受けるのは、子どものやる気や特性ではなく、自分なんだなぁと痛感しました。
道徳マップを用いることで、授業準備だけでなく振り返りもしっかりとできます。今回の授業も道徳マップを書いていなければ、ここまでしっかり振り返られなかったと思います。
これからも道徳マップを活用して、授業力を高めていきます!
最後に
冒頭に書いたように、自作指導書は研修のために作成しました。ですが、実際の授業を想定して作成していますが、中島の授業案にならないようにスキマを意図して作っています。色々な先生方にチェックしてもらった中で、作成中の展後発問が「これだと、道徳よりもそシャルスキルトレーニングでは?」とコメントをいただいて、修正したくらいです。
ですので、やっぱり、実際に授業してもらえるのは嬉しいですね!この記事を読んで興味が湧いた方は、ぜひご活用ください!その際、ご一報いただけると嬉しいです。
「次回作も楽しみにしています!」と言っていただいたのですが、作るの結構大変なんですよね・・・。