「子ども達の安全基地となるための小学校職員研修」を行いました!

 今回は、11月26日にNPO法人Grow Up として行った「燕市立島上小学校職員研修」について書きました。

 今回で3回目の研修となりますが、今までは中島の考えをベースに研修を構築していましたが、今回は「ミドル教員のマネージメント(仮)」の活動として「Twitterのspace機能を用いたミドル教員との対談」で着想を得た内容をオンライン体験会でのアドバイスを参考に作り込みました。

 今までは講義とワークとのバランスを半々くらいにしていましたが、今回はワークの量を過去最大にして行った結果、とても高い満足度をいただく事ができました。

 年明けには4回目となる研修があるので、OJTをベースとした研修について、今回のアンケート結果を踏まえて開発していきます。

 本研修に興味ある方は、気軽にご連絡ご相談下さいね。

1.子ども達だけでなくお互いの安全基地となるために

 安全基地とは愛着障害における考えですが、ここでは家庭では無いので「悩みを相談できる相手」と定義しました。安全基地として悩みを相談できる条件として「安全」「安心」「期待」の3つお伝えしました。

 ですが、安全基地であると決めるのは相談相手であり、安全基地と認めてもうための関わり方についてお伝えすると共に、ワークとして「誰に相談したいか?相談したくないか?」について書き出しシェアしていただ来ました。

 ただ一方的に「こうあるべき!」と概念を押し付けたのではなく、自分だったらどんな安全基地が欲しいか?と実際に落とし込んだワークができて、研修後すぐに研修内容を活用していた、と聞いて嬉しくなりました。

2.アンケートでいただいた感想の抜粋

・安全基地になれるように、安全で安心できる人にないたいなと思えましたし、他の先生の話もきけて良かった。担任の先生などが一人で抱え込まなくてもいいように、サポートしていきたいなと思いました。次回も楽しみにしています。

・自分の話の聞き方を見直す良い機会になりました。”学校全体で子どもにとっての安全基地を作る”と言う考えがとても響きました。全く話をしない子が気持ちを伝えてくれるような聞き方のテクニックがあれば知りたいです。

・安全基地の捉え方について、気持ちが軽くなるような研修でした。安心とは何か?について色々な視点から考えることができました。

・自分の心を見つめ直す機会になりました。他の先生方の意見を聞くことがd系、別の視点をいただけたなぁと感じました。保護者や児童向けの講座があれば教えていただきたいです。

・普段考えないことを考えて、シェアできたので良かったです。今回のことをさらに具体的に子どもや保護者対応として実践方法を定期的に学びたい、と思いました。

・自分の普段の考え方を見直すことができました。普段考えることのない安全安心などに気付くことができた。自分の子どもへの接し方を見直すことができた。

・相談したいん!と思う人がどんな人か分かったし、自分を振り返り子ども目線について学べた。子どもはこの人どんな人?って見ているんだなぁと改めて感じた。自分一人で背負わず、学校全体で背負えばいいと感じた。話をきくこと、考える、話し合い、があり深い学びになりました。

・人の意見を色々聞けて、勉強になるし、教えてもらって視野が広がりました。安全を感じる「安全」を人に意識したことがなかったことに気付きました。安全安心を感じる人に私はなる!!そうなろうと努力していきたいと思いました。次回のテクニックの講座が楽しみです。

・学級の子ども達ととても良い関係を築くための力をつけられとても良かったです。子ども達が安全安心を感じる人は、人によって捉え方が違うが、自分と違う視点の大切さに気付きました。相談時の具体的なテクニックについて聞けるとすぐに役立ちそうです。

・相手を理解するため、自分磨きをする事を学べた。安全基地は相手が決める。環境面や行動面から、いじめのない学校づくりについて知りたい。

・とても身近なことにちて教えてもらえて良かった。相談すると言うことは心理的ハードルが高いと言うことに気付きました。「なんでも言ってね」とは言っても、なかなか言ってくれない事が分かりました。同じ職場でもなかなかこのような話をする機会がないので良かったです。

3.今後の展開

 今回は研修時間が短く、講師としてはとても大変でしたが、成果が出て、参加された先生方に喜んでいただいて良かったです。

 特に、ワークとシェアの時間を多くとった事で、狙いであった「職員間のコミュニケーションをより良くする」が達成できました。多くの先生方は、学び実践されていますので、そのリソースを活用できるように、知識を押し付けではなく、方向付だけして対話により知識の共有化と相互理解を促すことの成果が出て嬉しかったです。

 先生方の多くは、授業や学級やその他の業務に追われて、本当に時間がありません。時間外給料も民間や他の行政と違って出ませんし、負担ばかりかかっています。だからこそ、民間として可能な限りのサポートをしていきたいと考えていますし、それを実際に行う機会を与えていただいた事に感謝です。

 次回はOJTをベースにして、コミュニケーションにおけるテクニックをお伝えしていきますが、またプレの体験会を行い、ご意見をいただいて、学び深く即実践できるような研修を開発していきます。

 今回の記事はこれで終わりです。少しでも役に立ったな、と思われたらスキや登録していただけると励みになりますし嬉しいです。

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