【危険】選書を誤ると歪んでいく危険について
こんにちは!
なかじまです!
今回は選書についてです。みなさんどのように本を選んでいますか?
・新書から気になるもの
・インフルエンサーがオススメしている本
・ランキング上位から気になるもの
・ジャケ買い
などいろいろ基準があると思います。その時に実際に手に取り吟味していますか?
本を選ぶことって気軽で楽しいものと思っている方は多いですよね。私もその一人でした。ですが、間違った本を選ぶと取り返しがつかなくなってしまうこともあるんです。
選書に潜む危険性についてお話しします。
選書を失敗するとどんな危険があるのか
まずは、ショーペンハウエルの著書『読書について』です。本書には誤った読書をすることに関して否定的な表現が多数記されています。
読書とは、「他人に代わりにものを考えてもらうことだ」とあります。自分は考えなくてすむので考える力が衰えていく。そして、他人の思考を摂取することで自分の考えが持てなくなったり、自分の軸が歪んでいくことにつながります。その原因は、「丸呑み読書」です
多くの人が読書ができない。そう言われている理由がこの「丸呑み読書」です。よく言えば素直ということですね。書かれていることを疑わずに全て信ます。これは間違ったことだったり、グレーなことも全て信じることになります。
読書は良い。そういう人はとても多くいます。ですが、間違った読み方をするのは危険だと警鐘を鳴らす人は少なくありません。
本は読む前と読んだ後では違う人になる
読書を通じて、これまで知らなかった情報や新しい事実を学ぶことで、考え方や判断基準が変わります。
特に、自分の経験だけでは得られない他者の知見や専門的な知識に触れることで、世界や物事の捉え方が広がり、以前の自分とは異なる視点を持つようになります。
そして価値観や信念が揺らぐことも。特に、フィクションや哲学書などを読むと、登場人物の人生観や、著者の独自の視点に触れることで、自分の考えが深まります。
新たな価値観を形成するきっかけとなり、読書前の自分と比較して、より柔軟で多面的な考え方が身につくことがあります。
プロパガンダ書籍
ポジティブに変わるのなら素晴らしいことだと思います。ですが、ネガティブな変化ももちろんあります。
丸呑み読書をする人が多いこともあり、本をプロパガンダの道具に使う人も多くいます。歴史的に有名なのはヒトラーですね。
アドルフ・ヒトラーが書いた『我が闘争』は、ナチズムの思想を広めるための主要なプロパガンダ書籍でした。
昔だけでなく、もちろん現代にも蔓延っています。気づかないだけでプロパガンダ書籍は多くあるものです。
なので、丸呑み読書は危険なんですね。
被害を受ける前に
読書をする時は、本の内容の全てが正しいことが書かれていると思うことを止めるところからスタートだと思います。批判的読書を身につけることによって選書の時にしっかりと回避しましょう。