10代女子をお持ちのパパにもぜひ読んでほしい‼ ~1月20日発売、上野千鶴子先生の「女の子はどう生きるか」~
これから世の中に出る女子たちに、本当に暖かく心強いエール✨。10代の女の子からの質問に、丁寧に上野先生が答えてる。
例えばこんな質問・・・
例えば、私が面白かった質問にこんなのがありました(まとめて書いています)。
📒離婚経験者の母から、女性も経済力を持て、と言われますが、聞き飽きました。私はJリーガーやIT社長と結婚してセレブ主婦になりたいけどだめですか?
📒ママは完璧な専業主婦ですが、私は家族に尽くすだけの人生は嫌です。これってママを裏切ることになりますか?
📒なぜ、名簿は女子より男子が先なんですか?
📒正規と非正規雇用となぜ、仕事が同じでも賃金がこんなに違うんでしょうか?
📒結婚したら、なぜ相手の姓にならないといけないのでしょう?
📒JKだけができるアルバイトをするのって悪いことなんでしょうか?
などなど。
みなさんならどう答えます??
上記は私が面白かったものだけど、ほか、家族や学校だけでなく、彼氏との性的関係について、社会を変えるには?とか、もう女の子の人生そのものが網羅されている感じ。
上野先生に、お会いしたことがあります ~映画「何を怖れる:フェミニズムに生きた女たち」にて~
実は、上野先生に間近にお会いしたことがあります。それは、女性映画監督の松井久子さんによる「何を怖れる」というドキュメンタリー映画の試写会に行ったとき。
(私は一番右。松井久子監督は、上野さんの左側です)
それまでちょっと怖い?厳しい?方かな、という勝手な印象だったけど、女性をエンパワメントするその熱意と暖かさに感動しました!
ちなみに、この映画は「フェミニズムを生きた女たち」という副題がさすように、フェミニズムとは何かを問うドキュメンタリー映画でもあり、自分にとっては、フェミニズム観が変わるような、ある意味、私個人にとっては衝撃的な映画でした。これ、本も読みましたが本はさらに詳しくそれぞれの女性の生きざまが書かれていて、おススメです。
『何を怖れる――フェミニズムを生きた女たち』
Amazonより「1970年のウーマン・リブ誕生から40数年。フェミニズムの第一世代として、批判や攻撃をものともせず、最前線を走り続けた田中美津、米津知子、滝石典子、上野千鶴子、井上輝子、樋口恵子、加納実紀代、池田恵理子、高里鈴代、田中喜美子、中西豊子、桜井陽子の12人が、自らの人生とフェミニズムへの思いを語った貴重な同時代史。映画『何を怖れる』に収めきれなかったインタビューを全面的に活字化! 」
本の最後の、上野先生のあとがきの言葉も暖かい
本に戻りますが、その”あとがき”がまた暖かいんです。
「わたしたちより若いあなたたちに、自分たちが経験した社会よりはちょっとましな社会を手渡したいと思います。
もしあなたが将来、お母さんになることがあったら、ムスメたちに同じようなことを思うでしょう」
これを読んで個人的に思い出すのは、亡き母。
勉強が好きで成績もよかったそうだけど、女が学問するもんじゃないと進学させてもらえなかった、と寂しそうに言ってたっけ。
そういう時代だったんだと思います。
次の世代である、私は、両親の理解もあって、好きなだけ勉強させてもらえた。社会にでたら、やはり女医として生きていくには、大きな障壁があったけど。
そして、娘の時代になるときまでには、もう少しよくしたい。私たちがすこしずつよくして、次の世代に手渡すほかない。
東大入学式の祝辞全文があって、また泣きました。
最後に・・・
女子を持つ母親はほんと、ぜひ読んで。そして、パパにもぜひ読んでほしいです✨
1月20日に発売されたばかりの、ジュニア新書です✨
「女の子はどう生きるか: 教えて,上野先生!」 (岩波ジュニア新書 929)
Amazonより。「生徒会長はなぜ男子が多いの?」「女の子が黒いランドセルってダメ?」「理系に進みたいのに親がダメっていう」等々.女の子たちが日常的に抱くモヤモヤや疑問に上野先生が全力で答えます.社会に潜む差別や刷りこまれた価値観を洗い出し、一人一人が自分らしい選択をする力、知恵や感性を磨くための1冊。
(FB友人で繋がらせていただいている、女性映画監督の松井久子さんのFB記事で、この本をしりました。感謝です✨)