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響け!ユーフォニアム

ただただ久美子やあすか先輩に感情移入しながらシーズン1と2を立て続けに観た。
高校の吹奏楽部活動を舞台に、部活、受験、友達、親友、先輩後輩、親、姉妹、先生、幼馴染、、まだ15年かそこらの彼女たちが身の回りの悩みと葛藤しながらも、届くかどうかもわからない夢に手を伸ばすべく努力する色々な場面に共感し感動し、後半は全編各話涙なくして観れなかった。

「響け!ユーフォニアム」というタイトルに秘められた想い、全く予想していない角度で涙腺を刺激してきた。ぞゔいゔごどだっだのがぁ。
なんだかこっちの日常生活がばかばかしくなるくらいキラキラしていて、本気で、感情的な彼女達の生活、尊いってこういう気持ちなんだなぁと思った。あすか先輩がみんなからちょっと特別だと思われている、それにはしっかりと背景があって、そりゃ淡々と学園生活を送っている子とは見てる景色は違う、そんな事もしっかりと描かれている。そんなあすか先輩にいつの間にか信頼されちゃう一年生の久美子には、また別に「特別」を目指す麗奈という友達がいて、心を通わせぶつかりながら前に進もうとする彼女たちの機微に目が離せなくなっていく。
その軸となっているのが音楽。のだめカンタービレみたいに「さぁ、楽しい音楽の時間だ!」そんなカッコ良くキメたセリフは一度も出てこないところがいい。日常的で、冷静で、自分が傷つかないように選ばれたかのような言葉で物語が進んでいく。でも音楽に嘘はつけない。心がソワソワしていると音に集中できない事実が有り有りと描かれている。
そして、暗くて重い氷が溶けて花が開いていくように音が踊り出すような様も見事に、そして静かに描かれている。

音楽を舞台に、人が人を大好きになるお話。友情であり、憧憬であり、恋愛であり。あなたの夢を私が叶えたい、そういう想いに打たれて放心してしまう、素晴らしい作品だった。

全然違うし、全然違うけど、
乃木坂46の「ここにはないもの」を観たり聴いたりしても同じように心が打たれてしまう。
「君の名は希望」を音源で聴きたくてTSUTAYAで借りて彼女にイヤな顔をされてから長い時間が経った。少しずつ少しずつ乃木坂46を知っていって、飛鳥先輩が卒業して、この映像を観ることでしか得られない感動がここにはある。こんな風に心が潤う事ができるんだなぁと、感謝の気持ちや、人生捨てたもんじゃないなぁという前向きな気持ちが湧いてきます。

アスカ先輩は絶対本音を言わないかもしれないし、仮面は分厚くて何考えてるかわからないかもしれないけど、アスカ先輩は目の前に実在していて人間で、そんなわけないから、アスカ先輩の音ずっと追いかけ続けますし想い続けるので、ずっと生きていて欲しい。ずっと生き続けるので。

写真はおせち。

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