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12月14日(日記)AIが芥川賞を取る日

晴れ
木枯らし 風が吹き荒れる

時々、AIに小説が書けるだろうかと話題になる。個人的には、人間が想うようなことは、だいたい実現すると思っているので、たぶん可能になるだろう。少し違うかもしれないがAIが、チェスの王者に勝ったように。それも思った以上に速いスピードで。

ただし、書けたからと言って、問題は面白いかどうかである。ビッグデータを活用し、最新のAIを駆使すれば可能かもしれない。ただし、それもプログラミング次第だとは思う。

つまりは、推理小説、純文学、ヤクザものといった「お題」を出してあげる必要がある。いきなり「グーグル、何か小説を書いて」といっても、たぶんうまく出来ないだろう。

ある程度基本の設定、お膳立てをしてあげないといけない。少し前にAIに書かせた絵が評判になったように。あれも、元の絵があったり、キーワードをいくつか言う必要があった。

AIを活用して小説を書くなら、こうしたプログラミンの力が必要となる気がする。できるだけ細かく設定をしてあげて、その結果を活用すれば、ひょっとしたら面白いものが出来上がるかもしれない。ビッグデータとは、言い換えれば世界精神の可視化でもある。

もし、完全なAIが自作した小説が出る前に、こうしたAIをフル活用した作品がヒットして芥川賞を取ったとき、それはスポーツでいうドーピングだと言って排除されるのか、将棋で言う失格となるのか、そもそも判別など難しいから、小説を書くツールとして主流になっていくのか。たぶん、いろいろ議論となるだろう。

さらに時代が進み、AIによる完全フリーハンドの小説が、芥川賞を取ったり、ノーベル賞を取ったり、世界的なベストセラーになったとき、人のあり方というのは、たぶん、少し変わる。いうより変わってしまっているだろう。

ただし、そんな世界に住みたいかと言われれば、かなり考えてしまうけれど。

未熟なAIが作ると、こんな俳句を作るかもしれない。

手袋を 急ぎ探して かじかむ手       












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夢はウォルト・ディズニーです。いつか仲村比呂ランドを作ります。 必ず・・たぶん・・おそらく・・奇跡が起きればですが。 最新刊は「救世主にはなれなくて」https://amzn.to/3JeaEOY English Site https://nakahi-works.com