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1月1日(日記)久しぶりに見た紅白歌合戦
明けましておめでとうございます。
晴れ
早起きして近所を散歩する。
たまたま初日の出と遭遇。いろいろあって辛かった去年のお正月を思い出す。同じ初日の出でも、心境次第で違ったように見える。きっといいことがあるかも。
帰宅して、録画してあった紅白歌合戦を見る。
紅白なんて、この数年見たことがなかったが、ふとしっかり見たくなって録画しておいた。
真剣に見ると、やはり面白い。よく出来ている。綿密に作り込まれている。そして、昔のような変な応援合戦や、コミカルな演出がなくなっていた。
一番感動したのは、藤井風さんでも、MISIAさんでもなく、「加山雄三」さん。ご存じ若大将。
船が好きで、スキーがプロ級、歌も作れてと。まさに昭和のスター。かつてビートたけしさんが、加山さんとトーク番組の司会をやることになって、最初は、その万能なスター仮面をひっぺがしてやろうと思っていたが、番組が終わる頃、すっかりその人柄に惚れ込んで尊敬するようになったという。
そして、最愛の船を失い、病気をされ、身体も満足ではない状態で、紅白歌合戦。最後の演奏。そこで、朗々と歌い上げる姿に感動した。自分のすべてをさらけ出す。そこにアーティストとしての気概を感じた。
それは、別の意味で藤井風さんと同じ匂いがした。自分が感じ、伝えたい何かを必死に届けようとする。たとえ、ボロボロの姿であっても。
老いてくると、どうしてもそういった気概が失われていく。加山さんのあの明朗な佇まいの向こうに、その思いが迸っているステージだった。
きっと、その真摯な姿こそ、加山さんのファンでなくても感動し、心を震わせ、大切な何かを受け取るだろう。そして、その「大切な何か」を感じられたからこそ、久しぶりに見た紅白歌合戦が面白かった理由の気がする。
白組のトリで良かったかも・・・。
元日に 俳句を詠める 幸せを
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![仲村比呂(nakamura hiro)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79732980/profile_daa52673c6af661a37a6b46b5aaa7b0a.png?width=600&crop=1:1,smart)