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副業ワーカーが会社員であることの恩恵を考える


副業ママライターの中川路ミカです。年度末、皆さんいかがお過ごしですか?

わたしは花粉でかすむ目と戦いながら、本業の「年度末」に忙殺されています。請求業務を取り扱う部署なので、3月から4月いっぱいはずっとこの忙しさが続きそうです。

思えば社会人になって18年。ずっと「雇用される」という働き方をしていました。むしろ「雇用される」という選択肢以外を考えたこともなく、既定路線としてのっかってきた、という感じです。

そうやって当たり前に会社員をしてきたわけですが、この1年はさまざまな出来事があり、人間関係や、企業組織の理不尽さに疲れ果て「会社員辞めたいなあ」と思う日が増えるばかり。

転機になれば……と挑戦し始めたのが副業Webライターです。自分で仕事を探し、契約し、勉強し……という日々は刺激があり、会社員にはない充実感をを得られています。

しかしながら副業を経験したことによって「会社員のメリットもあるんだよなあ」と思い知らされたのも本音です。

このnoteでは、雇用されていることの安定感や恩恵を、再確認できた事柄について紹介したいと思います。

半年とちょっと、副業Webライターを続けている私の個人的な見解になりますが、わたしのように雇用される働き方を変えたいと考えている方、すでにフリーランスを目指して副業を励んでいる方に「そういう考え方もあるんだな」ぐらいの参考になればと思います。

良かったらお付き合いくださいませ。


休んでいるのにお給料発生


有給休暇といえば、会社員であることの恩恵の筆頭ですよね。とくに未就学児を子育て中の私にとって、有休はとてもありがたい。

今まで「当然の権利」として使っていましたが、副業をはじめてから考えを改めました。

Webライター業務は納期があります。子どもや自分の体調不良の際に、no副業時代なら「有休とって、ゆっくり休む」ができましたが、現在は「まずい、寝込んでいる場合じゃない!記事書かなきゃ~」と寝込みながらもずっと納期のことを考えてしまうのです。

有休に加えて、わたしが勤めている会社では子の看病に年に4日の特別休暇が与えられます。この制度がなければ、育休復帰後すぐの【保育所からのお迎え依頼ラッシュ】を乗り切ることはできなかったでしょう。

仕事を休んでいるのにお給料をいただけるなんてことは、フリーランスにはあり得ません。頭ではわかっていましたが、体験したことで痛感しました。

インセンティブ制度が手厚い

インセンティブとは、給料とは別に上乗せされる報酬のことです。似たような言葉に「歩合制」「報奨金」「手当」があります。

分かりやすい例では、営業職などで月間目標を大幅にUPした際に、給与に上乗せされるなどでしょうか。

インセンティブの内容は、企業や団体によって異なりますが、私が勤める会社ではさまざまなインセンティブ制度があります。おそらく、かなり充実している方だと思います。代表的なものをご紹介しますね。(ポイント名称は実際のものと異なります)

会社に在籍しているだけで付与されるポイント

会社に在籍している「だけ」でポイントがもらえます。勤務年数が長くなるほど多くなり、専用のWebサイトを通して、旅行や買い物の支払いに使えます。

賞与のベースとなる給与を簡単には上げられませんが、ポイントなら……ということでしょうか。

正直、現在の給料分はフリーランスでも稼げなくないなあと思うのですが、ポイント込みで考えると自信がありません(笑)


健康ポイント

健康経営とも言われるように、社員の健康維持は経営課題のひとつとして取り組む企業が増えてきました。せっかく育てた従業員の健康状態によって欠勤増・休職・離職するのは、企業にとっては痛手ですよね。そうならないために、フィジカル・メンタル両方の向上を目指す取り組みがなされているようです。

ありがたいことに、私が勤める会社では「健康ポイント」制度があります。専用のWebサイト(アプリ)に健康に関わる行動記録をつけていくとポイントが付与されます。

  • 歩数登録したら40pt

  • 体重入力したら40pt

  • 睡眠時間を入力したら40pt

  • 行動目標(水を2リットル以上飲むなど)が達成できたら40pt

といった内容を専用のサイトやアプリに登録すると、どんどんptが溜まっていく仕組み。溜まったポイントはさまざまな有名サービスに使えるんです。

私がよく使うのが……カフェでの飲料やフードへの変換。

スタバやタリーズが大好きなのですが、いかんせん高い!自腹では躊躇するお値段ですが、貯めた健康ポイントで購入できちゃう。

▲これも

▲これも

実質無料でいただけました!値段を気にせず楽しめる至福の時間。会社員であることの大きな恩恵です。


ただし、健康インセンティブは企業所属でなくとも得られます。


たとえば、住友生命の「Vitality」という保険商品。なんと歩数によって保険料がお安くなるのです。健康習慣によって保険料がお得になるなんてすばらしいですよね。フリーランスになったとしても、こういった制度をあまねく享受したいと考えています。


社員同士の「ありがとう」がポイントになる

社員同士で贈れる「ありがとうポイント」という制度も。感謝や、激励のメッセージとともにポイントが付与できるのです。

「残業協力してくれてありがとう」とか「年度末がんばろー!」といったメッセージで社員間の交流を活性化させ、離職率を下げるのが会社側の目論見。

その手には乗らんぞ!と思いつつも、根が単純なせいか、その目論見にまんまと引っかかっている気がします。

会社の業績には貢献できなかったけれど、仲間たちで「ようがんばったよ、わたしたち」と言い合うのって素敵やん?と思うのです。

こちらも健康ポイントと同じく、さまざまな使い場所があり、私はAmazonポイントに変えて、欲しい書籍の購入に充てています。

そういえば少し前に「社員2名が同時にカードをかざすと、無料で買える自販機」が話題になりました。コミュニケーションロスをなくすのに、企業さんは必死なんでしょうね。わかります。

でも、言ってしまうと、自動販売機を一緒に操作するほどの仲なら、もともとコミュニケーションとれとるのでは?とも……

いやいや、脱線してしまいました。何が言いたかったかというと、このような人間関係を良くするための「会社のお膳立て」が苦手だと言う人もいるでしょうし、いちがいにメリットとは言えませんが、

人にありがとう、と感謝して、なおかつポイントがもらえる仕組みは、私にとっては「良い」と思えています。

eラーニングが無料

これは少し前に知って慌てて利用しているのですが、eラーニングが使いたい放題なのです!

「こんないいサービス、もっとアピールしたらいいのに!」と憤りを感じるほど。別部署の友人にもシェアしたところ、「いや、別に学びたいことなんて」というドライな答えが返ってきました。

考えてみたら、副業を始める前の私だったら、同じ回答をしていたかもしれません。学習によって給料が上がるわけではないからです。

今は違います。

副業ライターを始めて、自分が世間知らずだと思い知ったと同時に、まだ伸びしろがある可能性を理解したからこそ、無料学習できることが「恩恵」と感じるのでしょうね。

さいごに

雇用される働き方のデメリットは、あげればキリがありません。自分の中でモヤモヤ渦巻く「辞めたい」という気持ちをどうにかしたくて始めた副業でしたが、はからずも「雇用されることの恩恵」に気づけました。

きっと副業(Webライター)をはじめて、自分の視野が広がったのでしょう。自分をとりまく環境を「当たり前」と思わない転機が、私には必要だったのかも。

ただし、相変わらず「会社員辞めたい」という気持ちは消えていません。この気持ちには焦らずに向かい合って、じっくり考えようと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!午後のお仕事(本業)も、がんばります。

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