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欲しかったプレゼント  #20字小説




サンタさんに頼んだやつ、ママ聞いてたの?





【完】(20字)

#20字小説


本稿は、「#20字小説」の作品です。
「20文字で小説を書く」というルールに沿って仕上げました。



【育児日記】


子どもたちが待ちわびるクリスマス・イヴ。

息子は、かねてからほしいと願っていたプレゼントをゲットして大喜び。

幼稚園で書いたお手紙にも、「サンタさんへ。ラジコンカ―がほしいです」と書いてましたし、親にも「ラジコンカ―がほしい」と何度も主張していました。

そのため、クリスマスプレゼントはあっさりと「ラジコンカ―」に決定したのです。

いざ、プレゼントを開けてラジコンカ―を目にすると、顔をくしゃくしゃにして大喜びです。

が、ふと我に返り、「これって、パパとママからのプレゼント?サンタさんからは来ないのかなあ?」と一言。

ウッ。

親である私もとっさの疑問にうろたえてしまい、「サンタさんと相談してラジコンカ―に決めたんだよ」と返してしまいました。


ところが、そこからが大変。

「え?どういうこと?サンタさんと連絡とってるの?」

「……え?うん、まあ」

「どうやって?携帯で?サンタさんLINEとかやってるの?」

「いやあ、そういうわけじゃないけど」

「じゃあどうやって相談したの?」

「うーん、大人だから、電話で相談とかもできるんじゃないかな」

「サンタさんに電話できるの?どうやって?今も話せるの?」

「いやあ、その時期だけしか話せなくてね……」

と、まあ、しどろもどろの私。


サンタさんから別途プレゼントがあるのも変だし、親からということで安易にプレゼントを渡してしまったことを後悔したのでした。

ただ、「サンタさんと親は事前に子どもへのプレゼントを相談できる」という話は伝わってしまったので、来年以降もこのストーリーを忘れずに踏襲していこうと思います。笑


皆さんは、お子さんへのクリスマスプレゼント、「サンタさんから」ということにしていますか?

それぞれのご家庭によって違うかと思いますが、もし、素敵なお知恵や心温まるエピソードがあれば、ぜひコメント等で教えてくださいね!


拙い話を、最後までご覧下さり、ありがとうございました🌟


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