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感謝企画☆素敵な記事紹介64~モノカキングダム2024編~

いつも私の記事をご覧下さり、誠にありがとうございます。

noteの皆さんの素敵な記事をご紹介する、素敵な記事紹介の日です。

今回は、一風変わって、「モノカキングダム2024編」と名づけさせていただきました。

どうやら、note界の一部では、モノカキングダム2024というイベントが開催中。


テーマに沿った作品を書き、企画に応募する。

応募した者同士がお互いの記事を読み合い、一番良いと思った作品に投票する、というシステムのようです。

今回のテーマは「こえ」。

イベント終了ギリギリにその存在を知り、私も参加してみることにしました。

「こえ」をテーマにした私の参加作品はこちら。
⇩⇩

「こえ」と聞いて「英霊の声」が真っ先に浮かんでしまったのがなんとも私らしいのですが(笑)、意外にも珍しい形での作品が書けたのではないかと思います。

そして、数ある作品の中から、ナンバーワンを見つけることなんて、できません!笑

というわけで、僭越ながら、私が読み進めている作品群たちの中で、素敵だな、と思った作品をご紹介させていただきたいと思います。

お楽しみいただければ幸いです🌸



母の最期の愛を、しかと受け止める|まつぼっくりさん

「でも、これは必要な痛み」
「○○ちゃんも、お父さんも『もう限界』て顔をしてる。だからこれは必要な痛み」


痛みが強くなるとは、母にとっては死を意識するということ。死することで、わたしたち家族を楽にするってどういうことよ。母さん、いつからそんな恐怖と対峙してたんだ。家族のために、どうしてそのどデカい恐怖をも受け入れようとしてんのよ。

わたしはかける言葉を持ち合わせず、ただただ泣きました。どんなセリフも違うと思った。母さん、母さんと、繰り返しつぶやくように言うのが精一杯で。伝えたいことは、ありがとうでも、ごめんねでもない。わたしは何も言えなかった。

お母様への深い愛情や熱い想い、文章からひしひしと伝わってきました。

痛みに耐え、ご家族のために死への恐怖へと対峙していたお母様はとても強いお方ですね。

そして、現実を受け入れ、お母様の死から沢山のものを受け取った、と書くことのできるまつぼっくりさんも心の強い方だと感じました。

エッセイに昇華することは、心の整理にも繋がるかもしれませんね。

お母様のご冥福と、まつぼっくりさんのご多幸を心からお祈り申し上げます🌟

ママの声が聞こえたから、帰って来たの|石川恵里紗さん

「公園で遊んでたら、ママが遠くから呼んだから帰ってきたの。」

その言葉に、背筋がすーっと凍った。たしかに、救急車の中で私は必死に娘の名前を呼んだ。その声が届き、花咲く公園から戻ってきてくれたのだろうか。

不思議な話だ。その公園は美しく、見たこともない遊具がたくさんあったそうだ。楽しくてあっという間だったと娘は笑顔で話す。私は話を聞きながら心の中で誓った。どこにいても、娘に声を届け続けようと。

「ママの声が聞こえたから、帰ってきたの。」
そう話す娘に、私はただ「ありがとう」と言うしかなかった。

これ……もしや臨死体験なのでは?

とてもゾクゾクするお話だな、と思いましたし、娘さんの言っていることは、ある意味で本当なのではないかな、とも感じました。

お母さんの必死の「声」に耳を傾けて、この世界に還る決意をしてくれた娘さんは、愛情と勇気のある素敵なお子様だと思います。

どうかこの先の人生が愛と幸せに満ちたものでありますように🌸


「こころ」を追いかけて|紫吹はるさん

心は、優しい柔らかい声で言った。

「君が泣きたい時は泣いてもいいんだよ。悲しい時は悲しんでいいんだ。誰も君を責めたりはしないからさ。それに、そうしないと、僕だって辛いんだ。一緒にちゃんと感じようよ。幸せも、悲しみも、全部。」

言葉が胸に刺さる。重い。重たい言葉。わたしの心の本当の声。わたしは人目も気にせず号泣した。こんなに泣いたのは、いつぶりだろうか。わたしは初めて、心の重さを感じた気がした。

「ごめん。ごめんね。ずっと気づかなくて。」

人ではなく、心の声と交流する!

とても斬新な視点でしたが、精神的にカウンセリングが必要な時などは、やはり自己内対話が必要になってきますよね😌✨

無理せず、頑張ってきた自分を認めてあげる。
自分の心とおしゃべりすることで、自分自身の本音を掴むことにもなるし、癒しにも繋がるのではないかな、と思いました。


自分のこえ、聴こえていますか?|あおやましょうたさん

自分のこえ、聴こえていますか?

生きていくだけなら、自分のこえは聴こえづらくとも生きていける。
周りからのこえが、聞こえていれば。

でも、自分らしく生きていくのなら
自分の声を聞かないといけない。

誰かの「こえ」に焦点を当てた作品が多い中で、「自分の声」に焦点を当てたと言うのがとても新鮮でした。

そういえば、私自身も、忙しさにかまけて、自分の内なる声を聞いていないかもしれない。

時々、自分が本当は何をしたいのか、どういう風に進んでいきたいのかを点検するために、自分の声に耳を傾けていく必要がありますね。


祖母は思い出させてくれた、声の力。私の本音。|ささまいさん

祖母を見ていて思ったことがある。

それは、自分の言葉が現実を作るということだ。


祖母は体がしっかり動いていた頃、よく「体動かなくなって、人に迷惑かけるのは嫌。入院するなんて絶対嫌」と言っていた。

それは祖母の本心だったと思う。
でも正直、祖母はそんなことをよく言っていたからこそ、自分が口にしていた1番嫌な現実を引き寄せたのではないだろうか。

言霊の力。
たしかに存在すると私も思います。

自分の言葉が現実を作る。
だとすれば、ネガティブではなく、ポジティブな発信を積極的にしていくことが大事そうですね。

日々言葉に気をつけて生きていこう、と改めて思いました!
素敵な気づきをありがとうございます。


青春低音生活|三毛田さん

中学生の頃、あえて低い声で生活をしていたことがある。クラスの文集で「好きなタイプは?」という項目があり、当時好きだった人がそこに「声が低い人」と書いていたからである。

イタい。今思い出してもイタすぎる。よく青春とは甘酸っぱいものと言われることがあるが、私にとって青春とはネギのようなものだった。甘くも酸っぱくもなく、ひたすらに苦い。

甘酸っぱい青春の思い出!

声が低い声の人が好きなんじゃなくて、好きな人の声が低かった……😭💦
ちょっと悲しいですが、それもまた、青さゆえ。

物語の後半、低い声が生かされる機会が登場してホッとしました。

切ない、胸キュン作品が好きな人にオススメです。


偉大なる他者の、感性|音、と、声。|Uさん

インタビューに答える彼の言葉、そのひとつひとつは、まるで、音の雫でした。

彼とわたしでは、とても、比べられるような次元を有していません。しかし、


言葉を用いる職業人として、
言葉の及ばないところで通じる、
命の振動を感じることができました。


彼の言葉の音を、ひと雫、ご紹介します。


「僕の場合は、音、で日記を書いているだけなんです。音による日々の記録。だから、思いというのは、音、なんです」

偉大なる音楽家坂本龍一氏の「声」に焦点を当てた作品。

「思いというのは、音、なんです」という言葉が深い!

太古の昔からある音楽、そして、声。

声には、人の心を届ける不思議な役割があるのかもしれませんね。

非常に興味深い切り口の作品でした。


最後の電話|青空ちくわさん

芽衣が辛い時に話を聞きたかった。何かあれば駆け付けたかったし、支えたかった。しかし一度恋人になれば最後。関係が終わった時にそれはできなくなってしまうかもしれない。そのことが一番怖かった。だから慎重に、いつも距離を測りながら芽衣に接してきた。自分の気持ちが彼女に向きすぎないように、そして彼女の気持ちも自分に向かないように。

「拓ちゃん。私のこと好きだと思ったことあった?」茶化すような口調とは裏腹に芽衣の小さな声の震えを感じとってしまう。こんなこと自分じゃなかったら気付けないだろう。

「いやー。タイプじゃないからな」

笑って話してみたけれど、僕の気持ちも芽衣には同じように伝わってしまっているのかもしれない。

「もう今日で電話は最後にするね」今にも泣きだしそうな声に気付かないふりをして「これからは隆幸がいるから大丈夫だろ」と明るく言った。

「結婚おめでとう」
「うん」

切ない!幼馴染みの男の子の気持ちを考えると、胸がキュンキュンしていたたまれなくなります。

一度付き合ってしまうと、別れた後に他人になってしまうから、それよりは付かず離れずの関係で一緒にいたい。
そう思う気持ちもわかるかも。

でも結婚となると、結局離れ離れになってしまう。人生って複雑ですね。

かわいい子が空から降ってくる|とく とくこさん

不思議な声を聞いたことがある。
あれは、息子が生まれる前。

寝ているときに、左耳のすぐそばで小学生くらいの男の子の笑い声が聞こえた。
もう一人男の子がいてふたりで遊んでいるような声だった。
きゃははは!とか、日曜日の朝のテレビの戦隊ものごっこをするような声。
すっごく元気な。

そんな楽しそうな声が聞こえた後、
「一緒に遊んでね!」と言って、なにかがズバッと左耳に入ってきたような感じがして、びっくりして飛び起きた。

次の月、妊娠していることが分かった。

わたしは、あの声の子だ!と思った。

もしも生まれる前の我が子の声を聞いたとしたら?さらに、我が子が一緒に生まれる約束をしてきた子がいたとしたら?

メルヘンのようでありながら妙にリアルな、生まれる前の幻想的な物語。
子供がいる私も、つい思いを馳せてしまいました。


“声なき声”シンドローム|ゆーしんけんさん

彼女が歌う『元気を出して』はやはり素敵だ。他の曲も上手かったがそれを超越したなにかを感じる。

歌い終えて余韻に浸っている彼女に声をかけた。



「なぜ披露宴の二次会で敢えて『元気を出して』を歌ったんだい」

「特に理由はないの。この曲に呼ばれて歌う感じに近いかな」

「そんなに特別な歌なんだ」

「歌っていると“声”が降りてくるのよ。ある意味特別かも」

「どんな声が降りてくるんだい」

本来は彼女の心情を気遣うべきだろう。しかし好奇心が勝ってしまった。

「ダメ。それを明かすとろくなことがないから」

ロマンスかと思いきや、どこか滑稽なサスペンスでした!
昔から、女性には聞いてはいけないタブーがあるという話もありますが、聞いてしまうのが人間の性なのですね……。

秘密はやっぱり、そのままがいいのかも。
詳しくは本編にて!

ねぇパパ。僕の声を聞いてよ|マイトンさん

4年生の6月で長男の心はポッキリ折れてしまった。彼は自分を守るため無理をするのをやめた。

そこから学校に行かず、家で動画とゲームの世界にこもるようになった。

その姿に妻は絶望し、私は後悔した。

ごめんね。
こんなになるまでがんばらせてごめん。
君の声を聞いてあげれなくてごめん。
守ってあげれなくて、寄り添ってあげれなくて本当にごめん。

私も自分を守るため自分を責めた。

お子さんとの心の距離、親も悲しくなってしまうことあると思います。

子どもって、案外敏感ですし、親が気にかける回数がちょっと増えただけでも、結構気づくんじゃないかな、と思います。

直接伝えるのは恥ずかしいかもだけど、きっと見守ってくれているマイトンさんの眼差しに気づいてるんじゃないかな😌⭐️

マイトンさんの愛が、息子さんの心の奥深くまで響いていますように💕


【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

はじめましての方の中にも、素敵な作品を沢山見つけることができてとても嬉しいです!

皆さんの心に響く記事が見つかりますように。

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