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群れない。

この記事を読みに来て下さり、ありがとうございます。

noteやライティングなどについて、思うことを徒然なるままに書いていく、自由形ライティングの日。

今回は第2回になります。


※第1回のnote論はこちら。

記事紹介に追われて自分の書きたいことが書けない……、

毎日投稿の呪縛でがんじがらめになる……

そんなnoteのつづけ方に苦しむなら、本当に書きたい時に書きたいものをかくべきなのでは?という内容のお話をしました。



今回のテーマはズバリ、

「群れない。」


noteでは、お互いの記事を読み合って、スキやコメントをし合う文化があります。

それ自体は、モチベーションにも繋がりますし、励まし合うことで頑張れることもある。

ただ、「群れる」ことが行きすぎると、本質を見失ってしまうことがある


自分は何のためにnoteを書くのか?

いつも同じメンバーでお互いを褒め合う中で、行きつく先は何になるのか?

私は、「noteを書く、その先を見て歩むこと」が大切なのではないかと思うのです。

今回のテーマは、少し耳の痛い話もあるかもしれないけれど、良かったら耳を傾けてみてください。



私の尊敬する二人のnoterがいます。

その二人が、時を同じくして、「群れない」ということに関する記事を上げていました。


クロサキナオさん


三鶴さん


大変恐縮ですし、とても個人的な感覚になるのですが、クロサキナオさんと三鶴さんって、結構似ている面があると感じています。
(ご本人たち、「どこがだよ?」って思ったらすみません。🤣笑)

テイストは違えど、持っている結論が同じになりやすい二人だと勝手に思っているんです。

そんなお二人の記事をご紹介しつつ、「群れない」ということについて考えてみたいと思います。

ぜひ、お二人の記事本編の方もじっくりと味わってみてくださいね🌸



①クロサキナオさん~群れないことで、真の成功者へ~


「あなたはどうしてnoteを書いている?」

そう聞かれて、どう答えるだろう。
私の場合であれば
①収益化
②学び、気付き
③自己表現


あたりになるのかな。
いろんな人がいるnoteだから、
別にどれが目的であっても良い。

「楽しい」は目的じゃないの?
と言われれば違います。
それは、続けていくと勝手についてきます。
そもそも苦行でやってるわけではないので、当たり前に楽しい。

「小さなビジネス」

今回はこれがテーマなんだけど、
小さくてもビジネスなんだね。
絶対に覚えておいたほうがいい事がある。
それを今回はお話していきます。


ただ馴れ合いで仲良くしているだけでは、その後の発展は見込めない。

ビジネスという観点でも、noteという観点でも、一定以上の成功を目指すならば、人の中に埋没するのではなく、自分自身の足で立たなければならない時が来るのだと思います。

つまり、自分の記事そのものに価値を感じて、読みに来てくれる人、買ってくれる人を増やす

本当にその人の発信に価値を感じていれば、スキやコメント周りに勤しまなくとも、自然と読み手は現れてくるものなのかも。

もちろん、まずは自分の存在を知ってもらうことも大事ですから、営業的視点で言えば、新しい方と知り合って交流したり、いつも読みに来てくれる方に感謝を伝えたり……ということも人として大切なこと。

ただ、行きすぎると、note民の「記事を読まれたい」という欲に押しつぶされる人も出てくるわけで。


用があるのは「私」じゃなくて「マガジンの恩恵」ばかりで、私から見ればそれが誰が誰だかわかってない。

そして同時に思ったのが「私の」記事を読みに来てくれていた人を、がっかりさせてしまっていたのではないか。

そう思うと、申し訳ない気持ちにもなった。

私が本来書いている記事じゃなく、拡散用として扱っている記事ばかり取り上げられる。取り上げてもらえるのはありがたいことだし、とっても嬉しいことなんだけど、マガジンばっかり「記事が紹介されてます!」って言われても…ね。複雑だよ

そう、「飽きました」

noteにではありません。
書くことでもありません。
ただただ紹介しまくる事に。

勝手に始めた「よかれ」は、小さく積もって大きく育った「心の代償」になった。春くらいには気付いていたけど、ずっと誤魔化してきた。

誰のせいでもない、私の責任だな。

本当は一生懸命だったんだ。

何度読んでも、なんと正直な吐露(;_:)と驚いてしまいますが、要は言いたいことは、ひとつ。

よかれと思って記事紹介はするけど、それは本質ではない。

それぞれが、自分が伝えたいと思っている事を発信しているわけで、そこを第一に知ってもらうべき

交流のための交流……

とにかくスキやコメントをしまくって盛り上がればいい……

そんなことを目指しているわけではないはずなんです。


まずは伝えたいことありき。

自分の伝えたいことを、有料で提供したい、という方がいるのも当然です。

noteは「有料記事が書けるプラットフォーム」を売りにしているのですから。


その発信内容に共感して、広めたいと思ってくれる人が出てきたり、幅広く読まれるような共同マガジンを運営してくれる人が出てくるのは、その次の話。


もちろん、日記替わりにnoteを使っており、交流し、心の絆を築くことを主たる目的にされている方は、それも一つの形です。

noteは時に、現実生活以上にその人の内面を受け止めます。

その結果、外見に惑わされず、相手の内面を知ることができる。

自分の考え方に近い人と出会え、心の安らぎを得られる場でもあります。

ただ、

noteを通して、何らかの発展をしていきたい。

自分の発信をより多くの方に伝えるためにnoteを通過点として使っている。


という方がいらっしゃいましたら、今一度、自らの発信の仕方や、「群れない」ということについてお考えいただくのも良いと思います。



②三鶴さん~群れることが真の成功ではない~


来年、大手レコード会社から私をメジャーデビューさせたいと言う。ただ条件があり、彼のプロデュースするAとBのバンドもメジャーデビューを控えており、彼ら二組とチームを組んで、年内に大きなライブイベントを行ってほしいとのこと。集客には当然ながらノルマがあった。新規の客を三百人以上呼ぶこと。短期間でこの人数を増やすのは容易なことではない。AとBのメンバーと協力して、あの手この手を使ってなんとしても実現してほしいと言う。

AとBの音楽や人間性を見ていて、私はとても居心地が悪い気分になった。中身のない薄っぺらい曲と、客を自分たちがのし上がるための道具としてしか見ていないような姿勢が、どうしても気に入らない。私には彼らの音楽の何がいいのか、さっぱりわからなかった。もっとメジャーデビューするのに相応しいミュージシャンをたくさん知っている。

路上ライブだけでなく、音楽の専門学校でも演奏を披露する場を提供してもらった。AとBはそこで知り合った女性たちと仲良くなり、頻繁にパーティーを開いては、参加者にチケットを売り捌いていた。Bのメンバーは、チケットを数十枚買ってもらう代わりに、体の関係を持つこともあったようだ。「財布を拾った」と言って、お金を出してくれる女性を見つけてにやにやしているメンバーに、とことんうんざりした。
 彼らが今回の企画を成功させてメジャーデビューを果たしたいという強い意志は理解できる。が、どんな手を使ってでもチケットを買ってもらおうとする考え方も手法も、私はどうしても許せなかった。

「ノルマに貢献できてないことは、本当に申し訳ないですけど……でも、人数がすべてとは思ってないです。言っちゃ悪いですけど、このライブが終われば離れていく客も多いんじゃないですか?」
 Nさんは近くにあったマイクスタンドを蹴り飛ばした。私の胸ぐらを掴もうとする。そばにいた他のメンバーが必死に取り押さえた。
「お前はさ! 最初から気に入らなかったんだよ! Dさんのプロデュースも受けずに、苦労も知らないでここまで来やがって。客が呼べないと話になんねえんだよ。そんなんで俺らと同じようにメジャーに行こうだなんて、虫が良すぎるんだよ」

私はこの企画を降りることにした。つまりそれは、ほぼ確定していたメジャーデビューを蹴ることを意味していた。私にはもう限界だったのだ。

淡々とかかれているエッセイですが、実はこれ、とんでもない事件が書かれていること、お気づきでしょうか?

アーティストであれば、喉から手が出るほど欲しい、メジャーデビューという切符。

三鶴さんは、「自らの音楽性で勝負するのではなく、どんな汚い手を使ってでも人を集め、メジャーデビューの門をくぐることが、自分にはどうしてもできなかった」と吐露しています。

つまり、意識の低い人と群れて妥協し、自分の信念を曲げるよりは、メジャーデビューを辞退することを選ぶ。

そんな人本当にいるんかい!と突っ込みたくなりましたが、


「メジャーデビューを蹴った男」


なんです。

自分の信じる音楽を曲げずに伝えるためには、インディーズでも構わない。

枕営業などの集客で無理やりデビューの足掛かりをつかむことはしない。

ミスター頑固な三鶴さんですが、私は、三鶴さんがチケットを売りさばくために、沢山の女性と身体の関係を持たなくて本当に良かったと思っています🤣笑

群れないことで、目に見える形での成功を逃すこともあるかもしれない。

それでも、自分の中の信念を曲げなかったことで、その誇り高い精神に共鳴する人が、また別の形で表れてくるのだと思います。

実際、その後の人生では、とある大物芸能人に音楽の才能を認められて共演させてもらうようになった、というエッセイも出てきます。


群れずとも、努力を続けている人、キラッと輝いている人には、必ず引き上げようとする成功者が出てくるものだと信じています。

なぜなら、成功者となった自分と同じような才能のきらめきを、直観的に感じるものだから。

音楽の道でも、文章の道でも、その他の職業でも、基本は同じだと思います。



お二人の記事を見て、どうでしょう?

流儀は違えども、根底にある信念は、見習うべき姿勢だと思っています。

それはつまり、こういうこと。


群れない。自立し、実力勝負で挑む。
けれども、
人への思いやり、温かみは忘れない。



そんな人を目指して、私も精進していきたいものです。

素晴らしい方々に出会えて、幸せです。


自由形ライティングの第2弾、とても楽しく書くことが出来ました!

最後までご覧下さり、誠にありがとうございました🌸





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