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公民共創・異文化共創のハードルを越える

今週も「SOUNDコーチ養成講座 初級編」講座卒業生の活用事例紹介をお送りします。
長野県千曲市での地域活性化プロジェクトにおける森田孝さんのSOUNDカード実践事例をご紹介します。

【インタビュイー:森田 孝さん】
一般社団法人公民共創サードプレイス推進機構代表理事。
大手人材総合サービス会社にて再就職支援部門のキャリアコンサルタント等を経験後、中央省庁・地方自治体等多数の委託事業で企画営業・運営管理に携わる。
現在は地方自治体と都市部の大企業を結びつけ、地域活性化と企業人活躍の場の拡大を目指し活動中。


1.趣旨

行政と民間企業が参加する2ヶ月にわたるワークショップで、SOUNDカードを効果的に使用。短期間で参加者間の信頼関係を構築し、異なる背景を持つメンバー同士の対話を促進しました。
その結果、地域活性化企業人の確保や、行政側の公民共創への意識改革といった具体的な成果につながりました。
森田さんは、SOUNDカードが「異文化の共創」を実現する最適なツールだと強調。地方創生や社会課題解決に向けた行政と民間の協働に、新たな可能性を見出しています。


◎1回目にSOUNDカードを使ってみて

一言で言うと「予想通り」でした。
1回目は、できるだけ効率よくチームビルディングをしたいと考え、共創を実現するための課題に対して当事者意識を持っていただくためにSOUNDカードを使いました。
私がSOUNDメソッド・SOUNDカードを学んで強いインパクトを感じたのが、当事者意識のレバレッジポイントだったのでこの判断に至りました。

◎2回目のSOUNDカードの使い方

1回目でチームビルディングに使用していたこともあり、2回目は自然とSOUNDのステップに入れました。
特に参加者の満足度の高さを感じたのは、Outcomeです。
皆さんの中にも軸に沿った意見が出た実感、納得感があったようで、全員がこれだ!というアウトカムステートメントができあがりました。
私も言語化していくプロセスを見ていて、安心感があり、熱量の高まりを感じました。

◎SOUNDカードの魅力について

SOUNDカードを活用したことで、ワークショップとしての成果はもちろん、当事者意識の形成、人間関係の構築に役立ったと感じています。
早期に全員が議論に集中し文脈を揃える状態をつくれたので、結果的に短期間でプロジェクトの成果をまとめられました。
チームにおける強い絆の結びつきを創る、まさにチーミングを実現できたことに大きな可能性を感じます。
現在はイノベーションの大切さや異業種間の共創の必要性が説かれている時代だと思います。ですが行政はある意味で置き去りになっている気がします。
人口流出や少子化などの社会問題をこのまま放置し続けると、本当に地方は立ち行かなくなってしまうのではないでしょうか。
しかし、そこに民間の方が関わっていくことで、企業、自治体・地域、企業社員、地域住民、日本すべてにおいてWin-Winの環境が作れると思います。 この環境を作るためには、「異文化の共創」のハードルを越えなければなりません。簡単ではありませんが、SOUNDカードは、共創を促すハードルを越える最適なツールだと、今回、改めて強く感じました。
実際、千曲市では、このワークショップの成果もふまえ、2024年4月より「地域開発推進室」が「公民共創推進室」へと変わり、市を挙げて公民共創に取り組む方針を明確にされました。
さらに良い事例を作り、成果を出してみなさんにお伝えできるよう、引き続き私も頑張っていきたいと思います。

※このインタビューの詳細はこちらでご紹介しています。

カードの詳しいご紹介は、HPをご覧ください。
https://www.soundmethod.jp/about-card

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