見出し画像

「組織」という装置の中で人が人であるために

ある大手部品メーカーでお手伝いをさせていただいていた際に、20年以上に渡るエンゲージメント調査の結果についてお話を伺ったことがあります。
その会社は紛れもなく日本を代表する企業の一つですが、入社時点でモチベーションの数値は最大なのに対して、その後、年齢を重ねるごとに下がり続けていき、その数値が回復する時期がないということでした。
つまり、会社に勤め始めてから、ずっとやる気を失い続けているということです。
この数字には驚きを感じたのとともに、どこかで「そうだろうな」と思った自分がいたことを覚えています。
なぜなら、私が携わらせていただいたほとんどの企業で同様の傾向が見られたからです。
それは人間の特性なのかもしれませんし、仕事と人の関係は概してそういうものなのかもしれません。
しかし、それ以上に私が着目したかったのは、「組織」という装置が人間性を奪ってしまう可能性でした。
経済格差という構造が、人を犯罪へと誘ってしまうように、組織という構造が、人の充実感を損なわせてしまう。そうした傾向があるのではないかということです。
もし、そうであるならば、私たちはどんな環境や状況であろうとも、「人」としてあり続けられるために私たちに何が問われ、何によってそれは可能になるのか。
それが組織に関する支援活動を約20年に渡り、続けられてきた私の源泉にある想いの一つです。

この度、AWS(Amazon Web Service)様のご厚意により、企業での導入事例として、私たちが提供させていただいているオーセンティックリーダーシッププログラムの体験談をお話しいただく機会を得ることができました。
AWS様では、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
受講者満足度:5点満点中、平均5点
同僚に推薦したい:100%満点中、平均100%
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
というフルスコアをいただきましたが、あくまでそれは数値上の結果の話であり、そこがお伝えしたいポイントでは正直ありません(もちろん、とっても嬉しいのですが)
最も大切にしたいのは、人が組織という「装置」の中で、いかに光を見出していくのか、人が変われるとはどういうことなのかについての一つの姿を共有させていただきたいということです。
本イベントは10/31 15:00~17:30 @浅草橋となりますので、ご興味のある方は以下画像をクリックして、ご案内ページよりお申し込みくださいませ。
※参加条件がございます。詳細はご案内ページをご覧ください。

いいなと思ったら応援しよう!