キーボードスタンドメンテ-HERCULES KS120B-
かなり久しぶりの職場機材メンテ。
今回はキーボードスタンド。
僕の職場のスタジオではこちらのキーボードスタンドを使ってます。
ハーキュレスというメーカーでわりとスタンダードなもの。
このハーキュレスのX型スタンドは使い方がちょっと特殊で完全に閉じて(一番高い状態)から開くと一番低いところまで止まらずに開きます。
そこから閉じていく(上げていく)と一段ずつカチッと止まるのでちょうど良い高さのところで使用する、というもの。(高くしすぎた場合はまたこの工程を最初からやり直す)
で、高さ調節が5段階あるんですがその一番上の状態でどっちにも動かなくなることがときどきあります。
その解決方法を説明します。(現状での僕の見解であり正しいかはわかりませんが)
まずロック部分を固定しているボルトを外します。
普通に回しても空回りするので片方をペンチなどで固定して回します。
ボルトが取れました。
写真右側のロック部分がない脚の方も同じようにボルトを取ります。
両方ボルトが取れるとロック部分の中が見れるようになります。
こちらは上の方の写真の右側のパーツ。
ロックする時に引っ掛かるバネ付きのパーツが付いてます。(銀色っぽい部分)
中に穴が2つ空いた金属の板状のパーツが入ってます。
写真で見てもわかるようにこの引っ掛かる部分と板状のパーツはグリースがけっこうべったりついてます。
使っているうちに無くなっていくのでメンテの時にグリースを塗っておくと良いです。
逆側はこんな感じ。
この穴に上の引っ掛かるパーツが引っ掛かって固定されます。(高さが5段階なので穴も5個)
よく見るといくつか突起があってここに板状のパーツが引っ掛かって調整できるようになってます。
組み直すときはこんな感じでボルトをちょっと出してそこに板状のパーツを引っ掛けます。
位置関係は写真のようにします。(あまりずれるとちゃんと機能しなくなるので注意が必要)
上の状態のまま元の状態に戻すようにボルトを入れて固定します。
このボルトは締めすぎるとうまく動かなくなるので少し遊びがあるくらいにしておきます。
完成。
しっかり閉じるようになりました。
完全に閉じた時に写真のようになっていたら(2個並んでいるボルトの上の部分が飛び出ている状態)正常です。
このときに中ではロックするときに引っ掛かるパーツが板状のパーツの穴にはまっている状態になってて、それによって一番下に行くまで穴に引っ掛からなくなります。
今も完全に仕組みを理解したわけでは無いと思うんですが、とりあえず現在の見解とそれに基づくメンテナンス方法を書いてみました。
また新たなことがわかったら書いてみたいと思います。
というわけで今日はここまで。