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備忘録#15 Swami Sound + gum.mp3 + Dazegxd-Eldia Summit TYO
NYで定期開催しているパーティ ”Eldia Summit NYC” が東京に上陸するということで、CIRCUS TOKYOに遊びに行ってきた。
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年末年始は家にこもってひたすら作業をしていたので、久しぶりの夜遊びに僕の足取りは軽い。
まずは適当な居酒屋に入り、インフルエンザ予防のため瓶ビールで消毒をする。
今回行くのはSwami Sound + gum.mp3 + Dazegxdの3名によるパーティで、NYダンスミュージックの今を体感出来るという謳い文句だ。
行くしかないのだ。
僕はSwami Soundのファンだ。
2023年にリリースされたアルバム「Back In The Day」はお気に入りだし、中でもBack In The Day-Soulecta Dubは友人との間でアンセムとなっている。
このMVを見るたびに、おれ映ってるんだけどいつ撮った!?という錯覚に陥る。
そのくらいご機嫌になれる曲だ。
ほろ酔いの脳内にアンセムが∞ループし、夢見心地でクラブへ向かう。
gum.mp3とDazegxdについても、これまた2023年にリリースされたアルバム「Girls Love Jungle」を好んで聴いていた思い出がある。
2023年は、コロナ禍を経て止まっていた日常が復活し、鬱々とした気持ちが晴れてくるような空気だった。
そんな気分には彼らの音楽がよく合った。
2021年ごろからハウスミュージック再流行の機運が高まり、2022年にビヨンセがRENAISSANCEをリリースしたことで流れが決定的になったように思う。
そのあたりから僕はハウスミュージックに傾倒した。コロナ禍を経て、みんな同じ気持ちなんだと絆のようなものを勝手に感じたのを覚えている。
扉を開けて下のフロアへ降りると、早速3人のB2 Bが始まっている。ジャングル、2ステップ、歌モノガラージ、ドリルなんかがジャンルを横断して繋がれていく。これがNYCガラージというやつか。
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Swami Soundが標榜してるジャンルに、NYCガラージというものがある。
僕はUKガラージが好きなのだが、それのNYバージョン?定義はなんなんだろう、といまいち実態が掴めず気になり続けていた。
でもこのEldia Summit TYOで、NYCガラージがなんたるかが分かった。
ー基本的にどういった音楽がNYCガラージと定義されるのでしょうか? このジャンルを構成する上で重要な音楽的要素を教えてくれますか?
Swami Sound:そうだな。とにかくニューヨークの煌めきを放つ2ステップ、歌モノガラージ、ジャングル、ブラックミュージック、ポップミュージック、ドリル、ラップかな。ただ、まだこれっていう具体的な形はなく、NYCガラージは現在進行形で形成されているジャンルなんだよね。
曲のジャンルを定義するとこうなるそうだが、NYCガラージは情緒でありニュアンスなのだ。
このコード進行、この打ち込みをするとそうなるというわけではなく。
煌びやかで都会的な、陶酔感のあるムードそのものを指しているのかもしれない。
そのためには、照明や映像、オーディエンスの雰囲気などから構成される現場の空気こそNYCガラージたらしめる重要な要素だと体感できた。
Swami Sound:まずCOVID-19の大流行後のナイトライフの復活、そして90年代から2000年代初頭のエレクトロニック・ミュージックの復活と再発見。あとデジタルでは味わえなかったものや、その頃存在していたものを感じたいといった全体的な欲求がこのジャンルの根底にあるんだ。
NYCガラージは、Paradise Garageでのダンスミュージックやその雰囲気を参照しているのだろう。その時代、その空気に対するリスペクトを持ちつつ、現代で再解釈するとこういう形になるのかと興味深かった。
そんな現場の雰囲気を体験したことで、NYCガラージやハウスミュージックに対する僕の経験や理解度はぐっと引き上げられた。
やっぱり、足を運んで体験してみることが重要だな。2025年も好奇心に忠実にいこう!
パーティでかかった中で好きだった曲をshazamしたので、彼らの曲も含めてプレイリストにしてみた。お裾分けどうぞ。