自分自身の課題を言語化する
私は、個人活動で、公務員人材開発研究会を知人と行っています。
参加できるのは、公務員の方のみで、人材育成の勉強をしています。今回の記事は、その勉強会の内容ではなく、取り組んでみたワークの効用について検証してみたいと思います。
自分自身の課題を言語化する
自分自身の課題を感じることは多いと思います。「また、やってしまった」と思うことは、誰にでもあるでしょう。しかし、なかなか改善はしない。
いざ、あなたの課題は何ですかと聞かれて、すぐに答えられるでしょうか。抽象的には答えられるかもしれませんが、具体的なことを思い出すことに時間がかかることもあると思います。
仕事でも、日常生活でも、具体的に何が課題なのかを見える化しなければ、自身で認識することも他人と共有することもできないでしょう。
自分自身の課題も言語化しなければ、何が課題なのか見えてこないのでは?と思いました。
言語化するにはどうしたらいいか。重視したのは以下の点です。
・言語化する時間を作る
・より具体的に細分化して振り返る。
勉強会参加という時間であれば、そのことに集中して考える、振り返ることができます。また、一人ではなく他の参加者も同じことを考えていることが、集中力を高める効果があります。
細分化は、事象を具体的に捉える必要があると考えました。
今、ハマっている本があります。
情報の編集のスタートで、細分化から入るということが書かれていました。
仕事のタスクの整理にも共通しますが、物事を考えるときには、抽象的に考えがちになるので、抽象と具体を交互に考える、そのための細分化が自身の課題整理にも生きると考えました。
そして、どのように考え始めればよいか迷ってしまうこともあるので、参考となる視点を複数用意しました。
時間は10分。少し足りなく感じるぐらいの時間設定がいいと思います。
言語化した課題を他人に話す
自分自身で言語化して書き出すだけでも気づきが多いです。私もチャレンジして、漠然と感じていたものを具体的に捉え、2つの課題を整理しました。
この後、2人1組になり、自分で言語化した課題を相手に聞いてもらい、意見をもらう、そして、終わったら、入れ替わって同じことをする、という内容のワークを行いました。時間は20分です。
私の場合、お相手の方とは課題の前提は少し異なるけど、共通点が見出せて深い議論をすることができました。その気づきの視点は、のちに全体共有の中で、他のグループの話とリンクしました。
自分自身の言語化だけでは想いが強くなる場合もあります。相手に聞いてもらい、問いをかけてもらうことで、その課題が、実はこう捉えると、本当は自分はこうしたかったのかと気づく、そんなお話ができたというグループもありました。
誰かに聞いてもらうことの効用
相手に話すことで文章化していた内容からさらに見えてくるもの、気づきが出てくるでしょう。
話すだけでは気づけない。文章化することで気づきが増える。
声に出して読み返すと違和感に気づく。
人に説明しようとすると、わかりやすい言葉に言語化される。すると自分の理解や気づきが生まれる。教えることで身につく理論と同じですね。
相手が上司や職場の同僚でないことで、評価を気にしなくてよい。そして同業者であることで、ある程度背景や事情を理解してもらった上で話せるので、心理的安全性と信頼感あることが、より効果を高めるのだということがわかってきました。
参加者の反応とこれからの生かし方
今回のワークで参加された方々からは、その後様々な感想や充実度を感じた反応をいただきました。何かを学ぶ前に、自分自身のことに気が付くことで、より学びの中で自分事としての理解が深まるのだと思います。
今回の経験は、定期的に行うことで、自分自身の状態の変化(成長、マインド、様々な関係性など)に向き合うことができること、また個人で困っている人にとって、それが業界特有のことも含めてニーズがあると感じました。
そして、自分自身の状態についても、改善していこうと思います。
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